会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 住友ゴム工業株式会社 |
| 証券コード | 5110(東証プライム) |
| 設立 | 1917年 |
| 主な事業 | タイヤ事業(売上の約86%)・スポーツ事業・産業品他事業 |
| 時価総額 | 約5,474億円(2026/05/29時点) |
| 決算期 | 12月期(IFRS適用) |
| 主要ブランド | DUNLOP・FALKEN・SRIXON・XXIO |
主要財務指標一覧
※出典:決算説明資料p.30・p.42、決算短信p.1、IRBANK様・みんかぶ様
| 指標 | 2025年実績 | 2026年予想 |
|---|---|---|
| 売上収益 | 12,071億円 | 13,200億円 |
| 事業利益(利益率) | 908億円(7.5%) | 1,120億円(8.5%) |
| 営業利益 | 826億円 | 1,000億円 |
| 当期純利益 | 504億円 | 550億円 |
| EPS(1株当たり純利益) | 191.62円 | 209.26円(予) |
| BPS(1株当たり純資産) | 2,724.44円(2025/12末) | — |
| ROE | 7.3% | 7.5%(予) |
| 自己資本比率 | 49.0%(親会社帰属持分) | — |
| D/E Ratio | 0.6倍 | 0.6倍 |
| 年間配当(1株当たり) | 77円 | 84円(予) |
| 配当性向 | 40.2% | 約40.1%(予) |
| 配当利回り | 3.19%(当時株価) | 4.04%(現株価) |
EPS推移と配当の関係
高配当株の「落とし穴」とEPSの関係
所長ダル








EPS推移表(過去実績+今期予想)
※出典:IRBANK様、決算説明資料p.42、決算短信p.1
| 決算期 | EPS(円) | 1株配当(円) | 配当性向(%) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年12月期 | 137.81 | 55 | 39.9% | |
| 2019年12月期 | 45.90 | 55 | 119.8% | 業績悪化・無配回避 |
| 2020年12月期 | 85.92 | 35 | 40.7% | コロナ禍・減配 |
| 2021年12月期 | 112.05 | 55 | 49.1% | 回復局面 |
| 2022年12月期 | 35.80 | 35 | 97.8% | 北米工場閉鎖・DX投資が直撃。事業利益は黒字継続 |
| 2023年12月期 | 140.86 | 58 | 41.2% | 中間配当5円は記念配当 |
| 2024年12月期 | 37.51 | 58 | 154.6% | のれん・税負担増で純利益圧迫。事業利益は879億円と堅調 |
| 2025年12月期 | 191.62 | 77 | 40.2% | DUNLOP商標取得・大幅回復 |
| 2026年12月期(予) | 209.26 | 84 | 約40.1% | 通期予想・DOE3.1%見込み |
IFRSの仕組み上、のれん・為替換算・超インフレ調整・一時損失などが純利益(EPS)を歪めることがあります。2022年・2024年はEPSが急落しましたが、いずれも事業利益ベースでは黒字を維持していました。「配当性向が100%超=危険」と単純に読むのは誤りで、事業利益と営業CFをあわせて判断することが重要です。
このEPS推移から何が言えるか






所長×アナリスト対談
テーマ① 「DUNLOP」は住友ゴムの自社ブランドになった!──100年ブランド完全奪還の意味












テーマ② Project ARK──社内版「コスト革命」が300億円の利益をひねり出す












テーマ③ SYNCHRO WEATHERが変えるオールシーズンタイヤ市場












テーマ④ EPSが乱高下する会社の正しい読み方──「純利益が少なくても配当を切らない」経営判断の是非












テーマ⑤ タイヤはEVになっても売れ続けるか?──サステナビリティへの挑戦と廃棄問題












テーマ⑥ 中東リスクはどこまで織り込まれているか?──原材料・輸送コスト・販売市場への3つの影響












配当継続性スコア
S:全項目良好。配当継続性について特段の懸念なし。
A:ほぼ良好。軽微な注意点あり。
B:概ね良好だが注意点あり。モニタリングが必要。
C:注意点が多い。投資前の慎重な検討が必要。
D:要注意。配当リスクが高い。
※2026年5月より評価体系をS/A/A-/B/B-/C/C-/D/Eの9段階に変更しました。旧5段階(S/A/B/C/D)のA・B・C・Dの間にそれぞれ「-(マイナス)」ランクを新設しています。これは、同一ランク内でも「条件が揃えば上のランクに相当する」銘柄と「下のランクに近い懸念がある」銘柄を区別するためです。たとえばB-は「Bの要件は満たすが、Cに近い注意点を抱えている」状態を示します。
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 配当の中身(普通配当か・継続性) | △ | 普通配当が基本だが2022・2024年は純利益を大幅超過。2026年より配当性向40%以上・DOE3%以上の方針を数値で初公表し透明性が向上 |
| 本業の稼ぐ力 | ○ | 2026年Q1売上・事業利益ともに過去最高水準。Project ARKが計画超で進捗 |
| 財務の健全性 | ○ | 自己資本比率48.7%・D/E0.6倍。IFRS基準で適正水準 |
| 配当の原資 | ○ | 年間の営業CFは安定してプラスで推移し配当総額を十分カバー。Q1に前期末配当が集中するため一時的に借入が増えるが毎年同じ季節的な動きで構造的問題ではない。ただし2026年は設備投資1,100億円の大型投資年のため年間フリーCFはマイナスの見込みで継続ウォッチが必要 |
| 経営方針の透明性 | ○ | 配当方針を数値で初公表・決算スクリプト公開・DUNLOP戦略を詳細開示 |
| 総合スコア | B+ | 大型投資年のフリーCFマイナスという懸念が残りA-には届かないが、事業利益の回復トレンドと配当方針の透明性向上を評価 |


大株主・アクティビストリスク
※出典:有価証券報告書 2025年12月31日現在
| 株主名 | 保有比率 | 性格 |
|---|---|---|
| 住友電気工業 | 28.87% | 安定株主・グループ企業 |
| 日本マスタートラスト信託銀行 | 13.98% | 信託(インデックス等) |
| 日本カストディ銀行 | 6.30% | 信託(インデックス等) |
| シルチェスター・インターナショナル | 6.66% | 英国系バリュー投資家・要注意 |
| MSIP CLIENT SECURITIES | 2.79% | モルガン・スタンレーMUFG |
| JPモルガン証券 | 2.24% | 外国機関投資家 |
住友電気工業が約29%を保有する安定株主構造で、敵対的な経営介入は起きにくい状況です。ただし英国系バリュー投資家のシルチェスター・インターナショナル(6.66%)が2025年12月に大量保有報告書を提出しており、今後の動向に注目が必要です。シルチェスターは派手な株主提案よりもIR対話を通じた静かな圧力スタイルが多く、PBR0.75倍という資本効率の低さを踏まえると「自社株買い・増配・ROE改善策の提示」を求める対話をすでに行っている可能性があります。住友電気工業が約29%を握る以上、株主提案が通るほどの影響力はないものの、今後の資本政策・株主還元方針に影響を与えてくる可能性は中程度あります。2026年から導入したDOE方針はこうした株主の存在を意識した結果という解釈もできます。
ラボ独自考察:適正株価を考えてみた
※AIによる試算であり投資推奨ではありません。あくまで参考情報としてご覧ください。
普通配当逆算法(4シナリオ)
| シナリオ | 想定配当 | 想定利回り | 適正株価 | 現株価比 | 備考・前提条件 |
|---|---|---|---|---|---|
| 強気 | 90円 | 3.5% | 約2,571円 | +23.5% | DUNLOP欧州展開成功・Project ARK完遂でEPS220円超・増配継続 |
| 中立 | 84円 | 3.8% | 約2,211円 | +6.2% | 会社予想通り・配当性向40%・DOE3.1%維持 |
| 保守的 | 84円 | 4.2% | 約2,000円 | ▲3.9% | 配当額維持・為替や原材料リスクを利回り要求に反映 |
| 弱気 | 70円 | 4.5% | 約1,556円 | ▲25.2% | 原材料高騰・円高転換・DUNLOP欧州展開失速・中東情勢悪化が重複した場合。EPS100円台前半へ落込み配当性向40%適用で70円前後に |
①天然ゴム・石油系原料が計画を大幅に上回る高騰(計画比200億円超)/②DUNLOP欧州展開が競合反発・品質問題等で失速/③為替が130円台前半へ急激に円高転換/④中東情勢の長期化・拡大で原材料調達・海上輸送コストが再度急騰/⑤上記が複数重複した場合
BPS×適正PBR(2点セット確認)
BPS:2,761円(2026年3月末、決算短信p.1)
| PBR倍率 | 適正株価 | 根拠 |
|---|---|---|
| 0.60倍(悲観) | 1,657円 | 業績悪化・市場信頼低下シナリオ |
| 0.75倍(現状) | 2,071円 | 現在の市場評価水準 |
| 1.00倍(適正) | 2,761円 | ROE7.5%継続・DUNLOP展開成功を織り込んだ場合 |
①天然ゴム・石油系原材料が計画を大幅に上回って高騰し価格転嫁が追いつかない場合/②DUNLOP欧州・北米展開が競合の反発や品質問題で失速した場合/③円高が急激に進行し(130円台前半)海外売上の円換算が大幅に縮小した場合/④中東情勢の悪化で原材料調達ルート・海上輸送コストが再度急騰した場合/⑤有利子負債の増加と金利上昇が重なり財務費用が大幅増加した場合/⑥シルチェスターが資本政策への要求を強め、経営陣との対立が表面化した場合
結論
みんかぶ様の目標株価は2,030円で、現株価2,081円はわずかに上回る水準です。アナリスト評価は「買い」。中立シナリオの適正株価2,211円は現株価から+6.2%の上昇余地があると試算されます。
PBR0.75倍はBPS割れで会計上は割安に見えますが、有利子負債4,398億円・設備投資1,100億円(大型投資年)を考慮すると過度な割安感はありません。利回り4%超は高配当の入口として魅力的な水準といえます。
DUNLOP商標権の完全取得と欧州展開は構造的な収益力強化策であり、2〜3年単位で評価が変わる可能性があります。事業利益ベースの回復トレンドは明確です。EVシフトによるタイヤ需要の消滅リスクはなく、むしろEV向け高性能タイヤの需要増という追い風もあります。廃タイヤ・摩耗粉じんへの対応を含むサステナビリティ経営も長期的なブランド価値・規制対応コストに影響する重要な視点です。
Project ARK 300億円効果・DUNLOP欧州市場の顧客開拓(Q1で40%超開拓・残60%以上の余地)・SYNCHRO WEATHERの市場拡大の3つが同時進行中です。シルチェスターの存在が資本政策の改善圧力として機能する可能性もポジティブ材料として働く余地があります。
Q1フリーCFが190億円のマイナス・設備投資2026年1,100億円と大型投資年です。原材料は計画上昇前提で下ブレリスクあり。中東情勢の長期化で下期の原油91ドル想定が現実になった場合の利益圧迫に注意が必要です。
まとめ
- 2025年12月期は純利益504億円・EPS191円と大幅回復。DUNLOP商標の完全取得が主因で、2026年は欧州での本格展開が始動している。配当は77円→84円(予)へ増配で利回りは4%超。
- 2026年より「配当性向40%以上・DOE3%以上」の二軸方針を初公表。事業利益ベースでの安定的な利益創出力と合わせて、配当の継続性を支える基盤は整いつつある。
- 過去に減配(2020年)・配当性向100%超(2019年・2022年・2024年)を経験。EPSは純利益ベースで乱高下しやすい体質であり、事業利益と営業CFをあわせてモニタリングすることが重要。
- 2026年は設備投資1,100億円の大型投資年でフリーCFはマイナス見込み。DUNLOP欧州展開・Project ARK・SYNCHRO WEATHERの3テーマが計画通り進むかどうかが今後の配当持続性のカギとなる。
- 「DUNLOP復権×コスト革命×EV対応」という3つの成長材料が重なる局面だが、原材料コスト・中東リスク・円高という外部変動要因にも引き続き注意が必要。
出典・参照資料一覧
| No. | 資料名 | 備考 |
|---|---|---|
| 1 | 2025年12月期 決算説明資料 | 住友ゴム工業株式会社 2026年公表 |
| 2 | 2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結) | 住友ゴム工業株式会社 2026年公表 |
| 3 | 株価情報・目標株価(みんかぶ様) | 5110 住友ゴム工業 株価情報(2026年5月29日時点) |
| 4 | 株式指標・配当情報・配当履歴・EPS推移(IRBANK様) | 5110 住友ゴム工業 各種財務・配当データ(2026年5月時点) |
| 5 | 有価証券報告書 | 住友ゴム工業株式会社 2025年12月31日現在 |
免責事項
本記事はAI(Claude/Anthropic社)を活用して作成したコンテンツです。情報の正確性・完全性を保証するものではなく、記載内容に誤りが含まれる可能性があります。
本記事は特定の有価証券への投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。株式投資には価格変動リスクがあり、元本が保証されるものではありません。
本記事に記載されている将来予測・試算・適正株価に関する記述は、あくまで参考情報であり、実際の将来の業績・株価・配当を保証するものではありません。
本記事で参照しているみんかぶ様・IRBANK様などの第三者提供データについて、当ラボはその正確性・完全性について責任を負いません。最新情報は各社の公式サイトおよび企業のIR情報をご確認ください。
本記事は税務・法務上のアドバイスを提供するものではありません。税金・法律に関するご判断は、税理士・弁護士などの専門家にご相談ください。
情報基準日:2026年5月31日
本記事に登場する「車野蔵人(くるまの くろうど)」は、AIが生成した架空のキャラクターです。実在する人物・アナリストとは一切関係ありません。
© 高配当株研究所 ※本記事はAIによる分析を含みます。投資推奨ではありません。










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