アンソロピックもオープンAIも買える?Xで話題の「408A(ベストAI)」ETFを高配当研究所が徹底解説——前回紹介のAGIXとどう違う?

アンソロピックもオープンAIも買える?
Xで話題の「408A(ベストAI)」ETFを高配当研究所が徹底解説
——前回紹介のAGIXとどう違う?

「まだ上場していないAIのユニコーン企業に投資できるETFがある」——
最近、そんな情報がXで話題になっています。

当ラボでは2026年5月10日に、米国NASDAQ上場のAI関連ETF「AGIX(KraneShares Artificial Intelligence & Technology ETF)」を取り上げました。AGIXはClaudeを開発するアンソロピック(Anthropic)に直接出資していることで注目を集め、過去1年で約63%のリターンを記録したETFです。
(記事:https://haito-lab.com/news_agix_aietf260509/

今回取り上げるのは、同じくAIユニコーン投資が話題の「408A(愛称:ベストAI)」。こちらはブラックロック・ジャパン株式会社が設定・運用する東京証券取引所上場のETFです。

「AGIXとどう違うの?」「日本から買いやすいってどういうこと?」といった疑問を、アナリストの車野蔵人(くるまの くろうど)と一緒に解説していきます。

▶ ブラックロック・ジャパン公式サイト(408Aページ):
https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/ishares/bai-etf


目次

未上場のAIユニコーン銘柄って、本当に買えるんですか?

所長ダル
最近はAIがもてはやされていて、実はまだ上場していないAIのユニコーン銘柄が買えるETFがあるとXで話題になっていましたが、本当ですか?
車野アナリスト
はい、これは本当です。

ブラックロック・ジャパン様が公開している2026年5月28日時点の組み入れ銘柄データ(CSV)を確認したところ、以下の2銘柄がはっきりと記載されていました。

アンソロピック(ANTHC):ANTHROPIC SERIES G PREF EQ Prvt 保有比率 0.67%
オープンAI(OPNAI):OPENAI SERIES C PREF EQ Prvt 保有比率 0.29%

いずれも取引所の欄に「NO MARKET (E.G. UNLISTED)」と明記されており、正真正銘の未上場プライベート株です。前回ご紹介した「AGIX」がアンソロピックのプライベート株を直接保有しているのと同様に、「408A」もアンソロピックとオープンAI双方のプライベート株を実際に組み入れていることが確認できます。

Xで話題になっていた情報は、事実に基づいていたということになります。

なお、組み入れ比率や銘柄の継続はファンドの運用判断によって随時変更される可能性があります。データページにも「保有銘柄は変更になる場合があります」と明記されていますので、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

所長ダル
本当に入っていたんですね!それは驚きました。では、408A自体の概要を教えてください。

408A(ベストAI)の概要——どんなETFなの?

車野アナリスト
「408A」の正式名称は「iシェアーズ AI グローバル・イノベーション アクティブ ETF」、愛称は「ベストAI」です。

主な概要は以下のとおりです。

・正式名称:iシェアーズ AI グローバル・イノベーション アクティブ ETF
・証券コード:408A
・愛称:ベストAI
・上場市場:東京証券取引所(東証)
・運用会社:ブラックロック・ジャパン株式会社
・運用方針:アクティブ運用(指数に連動しない、ファンドマネージャーが銘柄を選定)
・投資対象:AI関連企業・技術革新関連企業(グローバル)
・組み入れ銘柄数:40銘柄前後(厳選集中型)
・信託報酬:年0.847%程度(税込、2026年6月30日まで。以降は年0.99%程度)
・NISA:成長投資枠の対象

ブラックロック様の公式サイトには「AIの未来を、この1本で」というキャッチコピーが掲げられています。AIの黎明期においては、どの企業が成長を遂げるかは未知数であるとしながらも、1,000社を超えるともいわれるAI関連企業の中から「最も優れた」約40銘柄に絞り込んで集中投資する、というのがこのETFの基本方針です。

銘柄の入れ替えも機動的に行い、AIの進化フェーズに対応することが謳われています。

なお、上位組み入れ銘柄(2026年5月28日時点)をいくつかご紹介すると、以下のようになっています。

・SK HYNIX(韓国・半導体) 7.28%
・BROADCOM(米国・半導体) 5.24%
・MICRON TECHNOLOGY(米国・半導体) 5.14%
・AMD(米国・半導体) 5.06%
・NVIDIA(米国・GPU) 4.58%
・レーザーテック(日本・半導体検査装置) 1.06%
・アンソロピック プライベート株 0.67%
・オープンAI プライベート株 0.29%

半導体・インフラ系の上場株が上位を占めつつ、未上場のAIユニコーンも組み入れられているという構成です。

所長ダル
NVIDIAやAMDのような有名どころから、アンソロピックやオープンAIまで入っているんですね。NISA成長投資枠の対象というのも便利そうです。ところで、そもそもブラックロックってどんな会社なんですか?

ブラックロックって何者?——世界最大の運用会社

車野アナリスト
ブラックロック(BlackRock)は、米国ニューヨークを本拠とする世界最大規模の資産運用会社です。

ブラックロック様の公式サイトによると、2025年6月末時点での運用資産残高は約12.5兆米ドル(1米ドル=144.445円換算で約1,810兆円)とされています。日本の国家予算(一般会計)が約115兆円規模ですから、その約16年分に相当する計算になります。

同社が手がけるETFブランドが「iシェアーズ(iShares)」で、信託報酬の低さと商品の多様さで世界中の投資家に広く使われています。日本でも東証に多数のiシェアーズETFを上場させており、S&P500や日経225などの低コストETFでおなじみの方も多いのではないでしょうか。

AGIXを運用するKraneSharesと比べると、ブラックロック様は運用資産規模・知名度・日本での販売体制のいずれの面でも桁違いに大きな存在といえます。その信頼感と運用インフラが、408Aの魅力の一つと考えられます。

日本法人はブラックロック・ジャパン株式会社(金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第375号)として登録されています。

所長ダル
1,810兆円……規模が違いすぎて実感がわきませんね(笑)。では、前回紹介したAGIXとこの408A、具体的に何が違うんでしょう?

AGIXと408A——何が違うの?徹底比較

車野アナリスト
これが今回の記事のキモです。同じ「AI関連ETF」でも、両者にはいくつかの重要な違いがあります。整理してみましょう。

【上場市場と取引通貨】
AGIXは米国NASDAQ上場で、取引は米ドル建てです。日本から購入する場合、円をドルに両替する必要があり、為替手数料もかかります。
一方、408Aは東証上場・円建てですので、普通の日本株と同じ感覚で売買できます。

【NISA対応】
AGIXは米国籍ETFのため、日本のNISA口座での直接購入は基本的に対応していません。
408AはNISA成長投資枠の対象商品として購入でき、運用収益を非課税にすることが可能です。

【信託報酬(コスト)】
AGIXの経費率は年0.99%。408Aは2026年6月30日まで年0.847%程度(税込)、以降は年0.99%程度となる予定です。コスト面では現時点では408Aがやや有利と考えられます。

【プライベート株(AIユニコーン)への投資】
両者ともアンソロピックのプライベート株を実際に保有しています。AGIXはアンソロピック約2.91%(AGIX記事より)、408Aはアンソロピック0.67%・オープンAI0.29%(2026年5月28日時点のCSVデータより)。408Aはオープンも組み入れている点が異なります。比率はいずれも随時変動します。

【運用方針の違い】
AGIXはAIバリューチェーン全体(ハードウェア・インフラ・アプリ)に均等配分し、「AI Exposure Score」という独自スコアで銘柄を選定します。
408Aはブラックロック様のポートフォリオマネージャー・トニー・キム氏率いるチームが、年間1,000件以上の企業ミーティングをもとにファンダメンタルズ分析で40銘柄前後を厳選するアクティブ運用です。

【購入のしやすさ】
AGIXは外国株取引対応口座が必要で、ドル転など手間があります。
408AはSBI証券・楽天証券・松井証券・マネックス証券・三菱UFJ eスマート証券など主要証券会社で、日本株と同じように購入できます。

まとめると、「アンソロピックへの比率を高めたいならAGIX」「円建て・NISA対応・オープンAIも含めた分散を重視するなら408A」という整理になるかもしれません。どちらが優れているかは投資目的や口座環境によって異なります。

所長ダル
わかりやすい比較ですね。NISAで円建てで買えるのは、確かに日本人には大きなメリットです。ところで、408Aの組み入れ銘柄の中に唯一の日本株があると聞きましたが?

唯一の日本株——レーザーテックとはどんな会社?

車野アナリスト
「408A」の組み入れ銘柄の中で、唯一の日本株として確認できるのが「レーザーテック(証券コード:6920)」です(2026年5月28日時点、保有比率1.06%)。

レーザーテックは、半導体製造に欠かせない検査装置・計測装置を手がけるメーカーです。特にEUV(極端紫外線)露光装置向けのマスク欠陥検査装置において、世界トップシェアを持つとされています。

EUVとは最先端の半導体チップを製造するための技術で、ChatGPTやClaudeなどの大規模AIモデルを動かすための高性能チップも、この技術なしには生産できないと言われています。つまりレーザーテックは、AIブームを「縁の下の力持ち」として支えるインフラ側の企業です。

AGIXのバリューチェーン分類でいえば「ハードウェア・インフラ」に相当する立ち位置といえるでしょう。

ただし、株価の変動が大きい銘柄としても知られており、好業績の一方で市場センチメントの変化に敏感に反応するケースがあります。また、組み入れ比率や組み入れの継続はファンドの運用判断によって随時変更される可能性がありますので、最新の目論見書や月次レポートでご確認ください。

所長ダル
レーザーテック、確かに以前から半導体関連で名前を聞くことがありました。AGIXのハードウェア枠と同じ発想の銘柄なんですね。では最後に、AI関連銘柄全体の見通しを聞かせてください。

AI関連銘柄の見通し——期待と注意点

車野アナリスト
AI関連銘柄への期待は非常に高い状態が続いていますが、同時にいくつかの注意点も意識しておく必要があると考えられます。

【期待できる点】
ブラックロック様のポートフォリオマネージャー、トニー・キム氏は「現在、人類の歴史で初めて知能(AI)革命が進んでいる」と述べています。AI関連銘柄はNVIDIAのような半導体企業だけでなく、データセンター・クラウド・組み込みソフトウェアといったインフラ側にも広く恩恵が及ぶと考えられており、その裾野の広さが魅力です。

AGIXが過去1年で約63%のリターンを記録したことは(あくまで過去実績ですが)、AI投資の勢いを示す一つの参考データといえるかもしれません。

【注意しておきたい点】
AI関連株は一般的にPER(株価収益率)が高い傾向があり、業績や期待が裏切られた局面では大きく下落するリスクが想定されます。AGIXの過去1年の株価レンジが約26〜42ドルと振れ幅が大きかったことからも、ボラティリティの高さは覚悟が必要です。

コスト面では、408AもAGIXも信託報酬は年0.99%前後で、インデックスETF(例:QQQの0.20%など)と比べると高水準です。長期保有ではコストの差が積み重なります。

また、アンソロピックやオープンAIのようなプライベート株を保有する場合は、評価額の算定に不透明さが生じる点や、IPOが実現しない場合のリスクも存在します。アンソロピックのIPOについては複数のメディアが報じていますが、時期や規模は未確定であることを念頭に置いておく必要があるでしょう。

【高配当投資家の視点から】
率直に申し上げると、AIテーマETFは現時点では配当利回りが低いか無配の銘柄が中心です。インカムゲイン(配当収入)を主目的とする高配当投資家には、メインの投資先としては向きにくいと考えられます。

ただし、「守り(高配当株)」をコアに据えつつ、「攻め(AI成長)」をサテライトとして一部加える、という考え方はあり得ると思います。AGIXも408Aも、「ポートフォリオの核」ではなく「成長への窓口の一つ」として位置づけるのが現実的ではないでしょうか。

所長ダル
AGIXと408A、それぞれ特徴が違うんですね。高配当メインの自分には少しギャップがありますが、AI時代の大きな流れは無視できないな、とは感じます。
車野アナリスト
そうですね。「全部乗り換える」のではなく、「高配当株でしっかり配当を受け取りながら、ポートフォリオの一角にAI成長への窓口を開けておく」くらいの感覚が、バランスとして現実的かもしれません。いずれにせよ、投資判断はご自身のリスク許容度・目的に合わせてご検討ください。

まとめ

・「408A(ベストAI)」は、世界最大の資産運用会社ブラックロック・ジャパンが運用する東証上場のアクティブETFで、AI関連企業40銘柄前後に集中投資する設計です。

・2026年5月28日時点の公式データより、アンソロピック(0.67%)とオープンAI(0.29%)の未上場プライベート株が実際に組み入れられていることが確認できました。前回紹介のAGIXとともに、個人投資家がAIユニコーンに触れられる数少ない手段の一つです。

・唯一の日本株として組み入れられているレーザーテック(6920・1.06%)は、最先端半導体製造に欠かせないEUV向け検査装置で世界トップシェアを持ち、「AIを支えるインフラ側」の銘柄として存在感を示しています。

・AI関連ETFは成長への期待が高い一方、高バリュエーション・急落リスク・低配当という特性があり、高配当株とは役割が異なります。コア(高配当)とサテライト(AI成長)を分けて考えることが重要と考えられます。

・両ETFの信託報酬はいずれも年0.99%前後で、インデックスETFと比較するとコストは高めです。長期保有の際はコストの影響も念頭に置いておきましょう。

締めの一言

あなたのポートフォリオに、「守り(高配当)」と「攻め(AI成長)」のバランスはとれていますか?
AGIXと408A、二つのAI ETFを比べながら、自分に合った向き合い方を考えてみてはいかがでしょうか。


免責事項

本記事はAI(Claude/Anthropic社)を活用して作成したコンテンツです。
情報の正確性・完全性を保証するものではなく、記載内容に誤りが含まれる可能性があります。

本記事は特定の有価証券への投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。株式投資には価格変動リスクがあり、元本が保証されるものではありません。

情報基準日:2026年5月31日

本記事に記載されているAI関連銘柄の将来予測・見通しに関する記述は、あくまで参考情報であり、実際の将来の業績・株価・配当を保証するものではありません。

本記事で参照しているブラックロック・ジャパン株式会社様のデータおよび運用情報について、当ラボはその正確性・完全性について責任を負いません。最新情報はブラックロック・ジャパン株式会社様の公式サイトおよびファンドの目論見書をご確認ください。
https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/ishares/bai-etf

本記事におけるAGIXに関する数値(NAV・リターン・経費率等)は、当ラボが2026年5月10日に公開した記事(https://haito-lab.com/news_agix_aietf260509/)の掲載情報に基づいています。最新データはKraneShares公式サイト等でご確認ください。

本記事で参照している組み入れ銘柄データはブラックロック・ジャパン株式会社様が公開している2026年5月28日時点のCSVデータに基づいています。組み入れ銘柄・比率は随時変更される可能性があります。

キャラクター注記

本記事に登場する「車野蔵人(くるまの くろうど)」は、AIが生成した架空のキャラクターです。実在する人物・アナリストとは一切関係ありません。

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