【高配当研究所】レーザーテック/6920/売上25%減でも株価8%高――受注4,500億円見通しは「再成長」の号砲か?PER40倍の今、仕込むべきかを検証

所長ダル
車野さん、今日はレーザーテックについて伺いたいと思います。1Q決算は減収減益だったのに、翌日の株価は8%も上がったそうですね。
車野アナリスト
はい、所長。10月30日発表の1Qは、売上高が前年同期比25.5%減、営業利益が41.0%減でした。それでも11月2日の株価は前日比8.01%高の40,720円で引けています。株価を動かしたのは、今期の受注見通しを期初の3,000〜4,000億円から4,000〜5,000億円へ、1,000億円引き上げたことです(説明資料P.11)。
所長ダル
数字が悪いのに株価が上がる、という一見ちぐはぐな動きですね。今日はその理由と、今の株価が割高なのか割安なのかを一緒に整理できればと思います。
配当についての注意

本銘柄の配当利回りは0.86%(予想351円)で、高利回り銘柄ではありません。本記事では配当は参考値にとどめ、成長性と株価水準を中心に分析します。

目次

① 会社概要

項目内容
正式名称レーザーテック株式会社(Lasertec Corporation)
証券コード6920(東証プライム/電気機器)
設立1960年(旧・日本自動制御)※一般情報
主な事業半導体フォトマスクの欠陥検査装置。EUVマスクを露光と同じ波長の光で検査する装置(ACTIS)は世界で唯一の製品です(株探様)。検査・測定装置の単一セグメント(短信P.8)
時価総額3兆8,393億円(株探様、11/2)
決算期6月(12月末が中間配当基準日)

なぜ今話題なのか

  • 1Qは減収減益でしたが、AIデータセンター投資の拡大を受けて受注見通しを1,000億円上方修正しました。増額分の6割以上は、ロジック半導体工場(ファブ)向けの「ACTIS A200HiT」です(説明会書き起こしP.14)。
  • 社長は、A200HiTの評価が終わる前から複数の顧客が量産用の台数を発注計画(フォーキャスト)に入れ始めたと説明しています(書き起こしP.15〜16)。「次の成長の波が来た」と市場が受け止めたと考えられます。
  • 11/2の売買代金は2,772億円に達しました(株探様)。ゴールドマン・サックス証券が目標株価を71,000円に、SBI証券が60,900円に引き上げており、強気派が目立っています。
所長ダル
EUVマスクの検査装置で世界唯一というのは、とても強い立場ですね。
車野アナリスト
はい。しかも今回は、顧客がマスクメーカーから半導体工場そのものへ広がり始めた点が注目されています。この点は後ほど詳しくご説明します。

② 主要財務指標

指標数値出典
売上高(26/6期実績)2,304億85百万円説明資料P.4
売上成長率26/6期 △8.3% → 27/6期予想 +25.8%説明資料P.4
営業利益(26/6期)1,052億59百万円説明資料P.4
営業利益率45.7%(27/6期予想 43.1%)説明資料P.4
純利益(26/6期)774億85百万円(27/6期予想 900億円)説明資料P.4
EPS実績862.98円/予想1,003.27円IRBANK様、短信P.1
BPS2,669.93円(27/6期1Q末)短信P.1
ROE実績31.4%/予想37.58%IRBANK様
ROA実績23.02%/予想24.56%IRBANK様
自己資本比率65.4%(前期末73.3%)短信P.1
営業CF26/6期 485億円/1Q単独 391億円IRBANK様、短信P.7
有利子負債なし(実質無借金。現預金1,107億円)短信P.3
PER実績47.18倍(みんかぶ様)/予想40.59倍(IRBANK様)─
PBR15.25倍IRBANK様
(参考)配当年351円(中間140円・期末211円)、利回り0.86%、配当性向約35%短信P.1
ポイント:自己資本比率の低下について

自己資本比率の低下は、前受金が427億円増えて負債が膨らんだことが主因です(短信P.2)。財務が悪化したわけではありません。

③ 業績推移

決算期売上高(百万円)営業利益(百万円)営業利益率EPS(円)備考
2020/0642,57215,06235.4%120.02EUV検査装置の本格出荷が始まった時期
2021/0670,24826,07437.1%213.47
2022/0690,37832,49236.0%275.56受注1,865億円
2023/06152,83262,28740.8%511.89受注3,237億円(ピーク)
2024/06213,50681,37538.1%655.04受注2,727億円
2025/06251,477122,84348.8%938.60業績ピーク。一方で受注は1,052億円に急減(転換点①)
2026/06230,485105,25945.7%862.98受注減の影響で減収。受注は2,375億円に回復
2027/06予290,000125,00043.1%1,003.27受注見通し4,000〜5,000億円(転換点②:再成長期)

出典:IRBANK様(業績推移)、受注は説明資料P.11

見方のポイント

この会社は「受注 → 生産 → 出荷 → 顧客の検収 → 売上」と進むため、受注から売上計上まで1年以上かかります。そのため、受注が急減した25/6期に業績はピークを付け、26/6期になって減収になりました。逆に今期の受注増は、主に28/6期以降の売上に効いてくると考えられます。

四半期の動き

26/6期1Q2Q3Q4Q27/6期1Q
売上高(億円)541740412609403
営業利益(億円)267362152270157
営業利益率49.3%48.9%36.8%44.4%39.1%

出典:説明資料P.3

1Qの通期計画に対する進捗率は、売上13.9%、営業利益12.6%と低めです(1on1 FAQ P.1)。残り3四半期で売上を平均832億円ずつ積み上げる必要があり、下期に大きく偏った計画です。ただし1Qの生産実績(販売価格ベース)は895億円で、売上403億円の2倍を超えています(短信P.10)。仕掛品も1,380億円まで積み上がっており(短信P.3)、会社は「想定通り検収いただける見込み」と説明しています(1on1 FAQ P.2)。

④ 事業・競争力の評価

項目評価コメント
本業の稼ぐ力○営業利益率は40%超、ROEは30%超で、製造業としては突出した水準です。サービス売上は1Qに160億円(前年同期比+31%)となり、設置台数の増加に伴う安定収益に育ちつつあります(短信P.10)。ただし今期はMATRICSの性能改善の影響で、採算の低い装置が複数台売上計上される予定です。通期の営業利益率は45.7%から43.1%に下がる見込みです(説明資料P.4)。
財務の健全性○(◎寄り)無借金で、現預金は1,107億円です。前受金870億円は、顧客の資金で生産を進められていることを意味します。設備投資は年57億円、減価償却費は36億円と小さく、身軽な資産構造です(説明資料P.4)。気になる点は、棚卸資産が1,855億円と総資産の約半分を占めていることです。
経営方針の透明性○中期経営計画で売上4,000〜5,000億円規模という財務目標を掲げています(1on1 FAQ P.2)。受注見通しをレンジで開示しているほか、1on1のFAQや説明会の書き起こしまで公開しており、IRは丁寧です。一方、機種別の採算や顧客別の売上は開示されていません。

市場環境

  • AIデータセンター向けに、ロジック(GPU・CPU)とメモリー(HBM)の先端投資が拡大しています。ロジックとメモリーの各社で、High-NA EUV露光機の導入計画も具体化しています(説明資料P.11)。
  • 回路が微細になるほど、従来のDUV光で検査する装置では見つけられない欠陥が増えます。その結果、EUV光で検査するACTISの導入先が、マスクメーカーから半導体工場そのものへ広がり始めています(書き起こしP.14、P.18)。
  • 従来型(DUV)のMATRICSも前期の2倍強の受注見通しです。中国向けのDUV需要が、3か月前よりさらに強まったとされています(書き起こしP.16〜17)。
  • 将来の上乗せ候補として、大判マスク(今期の受注見通しには未算入)、High-NA EUVの量産適用(2028年以降のパイロット生産のさらに1〜2年後)、テラファブ構想が挙げられています(書き起こしP.17、P.23〜24)。

リスク要因

注意:主なリスク
  • 業績サイクル:受注は25/6期に前期の約4割まで急減した実績があります(説明資料P.11)。株価は2025年8月8日に52週安値13,715円を付けた一方、2026年6月19日には52週高値58,580円を付けており、値動きは非常に大きいです。
  • 検収のタイミング:今期の利益は下期に集中しています。検収が数週間ずれるだけで、四半期の数字が大きく振れます。
  • リードタイムの長期化:ACTISの納期は1年強から約1.5年に延びました。原因は部材の長納期化で、材料不足にまで及んでいます(書き起こしP.20)。
  • 顧客集中:半導体関連売上の95%弱がマスク検査です(1on1 FAQ P.1)。顧客は世界の先端ファブとマスクメーカー数社に限られると考えられます(顧客別の売上は非開示)。
  • 地政学:中国のDUV向け需要が強いため、輸出規制が強化されれば影響を受ける可能性があります。
  • 為替:海外売上比率は95.7%です(1Q、短信P.9)。想定レートは1ドル150円で、1円の円安で営業利益が9億円弱増えます(1on1 FAQ P.2)。1Qは為替差損が12.6億円発生しました(短信P.5)。
  • 過去の空売りレポート:2024年6月に、海外の空売り投資家スコーピオン・キャピタルが不正会計を指摘するレポートを公表しました。特別調査委員会は「不正は認められなかった」と結論づけています。

総合評価:A-

総合評価:A-
  • 事業の質(独占技術、40%超の利益率、無借金)だけを見ればS〜Aに相当すると考えられます。
  • 一方で、現在の株価は会社予想EPS×現状PERの「中立シナリオ」とほぼ一致します。今期の好材料はおおむね株価に織り込まれていると考えられます。
  • さらに、利益の大半は下期の検収次第、A200HiTの量産認定は来年初めから、という段階で、実績による裏付けはこれからです。
  • 以上から、「成長株として今仕込む価値」は認めつつ、価格面の安全余裕が乏しいため1ノッチ下げてA-としました。押し目(後述の34,000円前後)で拾えればAに相当すると考えられます。

大株主と研究開発費

大株主:信託口(日本マスタートラスト20.59%、日本カストディ6.92%)が上位を占めます。創業家系とみられる個人・資産管理会社(内山洋氏3.13%、前田せつ子氏3.05%、UCHIYAMA HOLDINGS 1.64%、高橋はる香氏1.60%)は計9%強です(有価証券報告書)。ブラックロック・グループは計8.28%を保有しています(大量保有報告書)。いずれもパッシブ運用中心とみられ、現時点でアクティビストの影は確認できません。自己株式は4.93%です。

研究開発費:今期予想は200億円(+22.8%)で、1Qは売上の11.9%にあたります(説明資料P.3〜4)。減価償却費が年36億円と小さく、投資は費用(研究開発費)として先に計上される構造です。そのため回収期(28/6期以降)には利益率が上がりやすいと考えられます。

⑤ 適正株価試算(現株価40,720円、11/2終値)

EPS×PER法(4シナリオ)

シナリオ想定EPS想定PER適正株価現株価比備考・前提条件
強気1,400円(28/6期想定)45倍63,000円+54.7%受注4,500億円が28/6期の売上約4,000億円に結びつき、営業利益率45%を維持する場合。A200HiTの量産認定が順調に進み、PERにプレミアムが付く前提です。
中立1,003.27円(会社予想)40.6倍(現状)40,733円±0.0%現株価は、会社予想の達成をちょうど織り込んだ水準です。
保守的1,000円(28/6期も横ばい)28倍28,000円△31.2%増益が一服する場合。PERは、みんかぶ様の類似銘柄比較の参考値27.78倍まで縮むと想定しました。
弱気655円(24/6期水準)21倍13,755円△66.2%受注崩落シナリオ。2025年8月の安値13,715円とほぼ同じ水準です。
弱気シナリオが現実になる条件
  1. AI向け設備投資が減速し、受注が25/6期のように前期の半分以下に落ち込む
  2. A200HiTの量産認定(来年初めから)が不調で、発注計画に入っている台数が発注に至らない(書き起こしP.21)
  3. リードタイム長期化に備えた前倒し発注が一巡し、その反動で受注が急減する
  4. 中国向けDUV装置に対する輸出規制が強化される

BPS×適正PBR

PBR倍率適正株価現株価比
12.76倍(過去2年平均、みんかぶ様)34,068円△16.3%
13.11倍(類似銘柄比較の参考値、みんかぶ様)35,003円△14.0%

ROEが30%を超える会社では、PBRが高く出るのは自然です。PBR法は割安かどうかの判定より、「過去の平均水準まで戻るとどこまで下がるか」という下値の目安として使うのが妥当と考えられます。

外部目標株価との比較

区分目標株価現株価比備考
みんかぶ様 総合39,469円(売り)△3.1%
└ アナリスト49,337円(買い)+21.2%11/3時点、17人(強気8・買い1・中立6・売り0・強売2)
└ 個人33,263円(売り)△18.3%10/23時点
└ 理論株価27,159円(割高)△33.3%11/2時点
株予報様 コンセンサス48,550円+19.2%2026/10/5時点(1Q決算前)、14人
決算後の個別証券会社の改定UBS 42,500円(中立)/GS 71,000円(買い)/SBI 60,900円(買いに格上げ)/マッコーリー 36,000円(アンダーパフォーム)─11/2・10/26・10/15発表

みんかぶ様の総合目標(39,469円)とアナリスト予想(49,337円)の乖離は+25.0%で、目安の±15%を超えています。理由は次のとおりと考えられます。

  • 理論株価(27,159円)は、過去2年平均や類似銘柄と比べた株価倍率で算出されるため、割高と判定され総合値を押し下げています。
  • アナリストは、受注増が28/6期以降の利益を押し上げることを先回りして評価しています。

個別の目標株価も36,000〜71,000円と2倍近く開いており、「次の山がどこまで高いか」で見方が大きく割れている銘柄です。

全シナリオが崩れる条件
  • EUV露光そのものが代替技術に置き換わる、または競合がEUVマスク検査に本格参入し、独占が崩れる
  • 中国向けの全面的な輸出禁止など、地政学ショックで顧客の設備投資そのものが止まる
  • 会計・品質面の重大な問題が発覚する(過去の空売りレポートの再燃を含む)

所長×車野アナリスト 対談

テーマ①「売上25%減なのに株価8%高」――受注産業の決算はどこを見ればいいのか

所長ダル
車野さん、改めて伺います。売上が25%も減ったのに株価が上がったのは、どう理解すればよいのでしょうか。
車野アナリスト
所長、この会社は受注から売上計上まで1年以上かかります。「今期の売上は1年前の受注の結果」と考えると分かりやすいです。1Qは売上403億円、営業利益157億円と減収減益でしたが(短信P.1)、市場は先行指標である受注見通しの引き上げ、つまり3,000〜4,000億円から4,000〜5,000億円への増額を評価しました(説明資料P.11)。
所長ダル
なるほど。受注のほうが、未来を映す数字ということですね。
車野アナリスト
はい。実際、25/6期は業績がピークだったのに受注は1,052億円に急減し、その後に株価が大きく崩れました。今回のレンジの中央値は顧客の発注計画でほぼ確認できている案件で、上下に±500億円の幅があると説明されています(書き起こしP.13〜14)。

テーマ②ACTISがマスク工場から半導体工場へ――顧客層が変わり始めた

所長ダル
受注が増えた中身についても教えていただけますか。
車野アナリスト
受注増額の6割以上がACTISで、中心はロジック工場向けのA200HiTです(書き起こしP.14)。DUV光では見つけられない欠陥、特に薄い錫(スズ)の粒子が歩留まりに響くことが分かってきました(書き起こしP.24)。ACTISの受注は、半分以上が工場向けになる見通しです(書き起こしP.19)。
所長ダル
お客様の層そのものが広がっているのですね。今後の伸びしろはありそうでしょうか。
車野アナリスト
社長は、微細化が進むほど適用レイヤーが増えると発言しています(書き起こしP.18)。上乗せ候補としては、メモリー工場向け(まだデモ段階)、大判マスク、High-NA EUVがあります。

テーマ③「納期1.5年」は良いニュースか悪いニュースか

所長ダル
納期が延びているという話もありましたね。これは良いことなのでしょうか、それとも心配な点なのでしょうか。
車野アナリスト
両面あります。ACTISの納期は1年強から約1.5年に、MATRICSも約1年から1.5年近くに延びました。原因は生産能力ではなく、部材の長納期化です(書き起こしP.20)。良い面は、受注残が厚くなり来期以降の売上が見えやすくなることです。悪い面は、顧客が先回りして発注すると受注が実力以上にかさ上げされ、納期が縮んだときに受注が減って見えるリスクがあることです。
所長ダル
今回の増額に、その先回り発注は含まれているのでしょうか。
車野アナリスト
会社は、今回の1,000億円増額に先回り発注は含まれていないと説明しています(書き起こしP.20〜21)。

テーマ④今期計画は下期勝負――1Q進捗13.9%をどう読むか

所長ダル
1Qの進捗率が13.9%というのは、少し低いように感じますが、いかがでしょうか。
車野アナリスト
はい、所長。残り3四半期で平均売上832億円・営業利益364億円が必要で、前期の最高だった2Q(740億円)を上回るペースです。ただ、1Qの生産実績は895億円(短信P.10)、仕掛品は前期末から156億円増えて1,380億円、前受金も870億円まで積み上がっています(説明資料P.7)。
所長ダル
出荷を待っている装置がたくさんある、ということですね。利益率の面ではいかがでしょうか。
車野アナリスト
MATRICSの低採算機の影響は1Qには出ておらず、2Q以降に表れる見込みです。会社は来期以降は採算が元の水準に戻るとしています(書き起こしP.22)。

テーマ⑤PER40倍は高いのか――「中立=今の株価」が意味すること

所長ダル
最後に、PER40倍という水準について、車野さんのお考えを伺えますか。
車野アナリスト
会社予想EPS1,003円×現状PER40.6倍=40,733円で、現株価とほぼ同じです。強気シナリオは63,000円、保守的は28,000円、弱気は13,755円と、上下の振れ幅が非常に大きい銘柄です。2025年8月の安値13,715円は、前期実績EPSに対してPER約15倍まで売り込まれた水準でした。
車野アナリスト
IRBANK様によれば、2012年以降の予想PERは7.3〜131倍と極端に広いレンジで推移しています。目標株価も36,000〜71,000円に割れており、「どの時点の利益を見るか」で答えが変わる銘柄だといえます。
所長ダル
今の株価は今期の計画達成をすでに織り込んでいて、その先をどう見るかで評価が分かれる、ということですね。よく分かりました。

結論

結論:レーザーテック(6920)

① なぜ今話題なのか:減収決算にもかかわらず、受注見通しの1,000億円上方修正(中央値4,500億円)で株価は8%高となりました。テーマはAI半導体、EUV、HBMです。

② 外部目標株価との比較:みんかぶ様の総合は39,469円で、現値とほぼ同じです。アナリスト予想は49,337円(+21%)、株予報様のコンセンサスは48,550円(10/5時点)です。個別の目標株価は36,000〜71,000円と大きく割れています。

③ 割高・割安感:予想PER40.6倍、PBR15.25倍で、過去2年平均(PER31.7倍、PBR12.8倍)より割高です。会社予想の達成はすでに株価に織り込まれていると考えられます。

④ 強気シナリオの根拠:A200HiTの工場向け採用、MATRICSの受注倍増、受注4,500億円が28/6期の売上約4,000億円につながる道筋です。PER45倍なら63,000円になります。

⑤ 最大のリスク:「受注の山の高さ」が想定に届かず、半導体サイクルが反転することです。

⑥ 「今仕込む」判断の目安:

  • 価格面:PBRで過去平均の水準にあたる34,000〜35,000円前後は、比較的安全余裕のある水準と考えられます。現値付近で買うなら、時間を分けた分割買いが無難です。
  • 条件面:2Q決算(2027年1月末予定)で、①上期売上が計画どおり伸びているか、②受注見通しが維持・上方修正されたか、③A200HiTの認定が順調に進んでいるか、を確認してから追加するのが無難です。
  • テクニカル面:株価は25日線(約42,100円)を下回ったままです。上抜けてから、という考え方もあります。
所長ダル
車野さん、今日はありがとうございました。事業の質はとても高い一方で、株価はすでに期待を織り込んでいる、という整理がよく分かりました。2Q決算で下期の数字がついてくるかを、一緒に見守りたいと思います。
車野アナリスト
はい、所長。総合評価はA-としました。押し目の34,000円前後で拾えればA相当と考えています。次回は2Q決算で、受注見通しの更新とA200HiTの認定状況を確認します。

まとめ

  • 株価40,720円(11/2)、時価総額3兆8,393億円。予想PER40.59倍、PBR15.25倍
  • 27/6期1Qは売上403億円(△25.5%)、営業利益157億円(△41.0%)。通期進捗は売上13.9%・営業利益12.6%で下期偏重
  • 受注見通しを4,000〜5,000億円へ1,000億円上方修正。増額分の6割以上がACTIS(主にA200HiT)、MATRICSは前期比2倍強
  • 無借金・現預金1,107億円・自己資本比率65.4%。前受金870億円、棚卸資産1,855億円
  • 評価:稼ぐ力○/財務○(◎寄り)/透明性○ → 総合A-
  • 適正株価:強気63,000円/中立40,733円/保守的28,000円/弱気13,755円。PBR法では34,068円・35,003円
  • 配当は年351円・利回り0.86%(参考値)。配当性向35%目安の業績連動
  • 信用倍率5.61倍、買い残1,447千株(発行済株式の1.5%)。10/9から4割強増えており注視(株探様)
  • 次回の焦点:2Q決算での下期計画の消化状況、MATRICS低採算機の影響、受注見通しの更新、A200HiTの認定進捗

出典:レーザーテック 決算短信・決算説明資料・説明会書き起こし・1on1 FAQ、有価証券報告書、IRBANK様、みんかぶ様、株探様、株予報様、マネックス証券 銘柄スカウター

免責事項

AI(Claude/Anthropic社)を活用して作成したコンテンツです。情報の正確性・完全性を保証するものではなく、記載内容に誤りが含まれる可能性があります。

本記事は特定の有価証券への投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。株式投資には価格変動リスクがあり、元本が保証されるものではありません。

本記事に記載されている将来予測・試算・適正株価に関する記述は、あくまで参考情報であり、実際の将来の業績・株価・配当を保証するものではありません。

本記事で参照しているみんかぶ様・IRBANK様などの第三者提供データについて、当ラボはその正確性・完全性について責任を負いません。最新情報は各社の公式サイトおよび企業のIR情報をご確認ください。

本記事は税務・法務上のアドバイスを提供するものではありません。税金・法律に関するご判断は、税理士・弁護士などの専門家にご相談ください。

情報基準日:20261104

本記事に登場する「車野蔵人(くるまの くろうど)」は、AIが生成した架空のキャラクターです。実在する人物・アナリストとは一切関係ありません。

© 高配当株研究所 ※本記事はAIによる分析を含みます。投資推奨ではありません。

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