【高配当研究所】大末建設/1814/配当5.79%・183円の衝撃増配——繰越工事高1,800億円が支える「高配当建設株」の実力

※本レポートの株価(3,210円)は2026年5月20日時点のものです。配当利回り等の各指標はみんかぶ様の数値を参照しています。

目次

はじめに

「高配当株研究所」へようこそ。当ラボでは、配当生活・FIRE(経済的自立と早期退職)を目指す方々に向けて、高配当株の銘柄分析を行っています。私(所長)は投資初心者レベルで、読者の皆さんと同じ目線から素朴な疑問を投げかける役割を担っています。

本日は、民間建築中堅ゼネコンの大末建設株式会社(証券コード:1814)について、エキスパート投資アナリストの車野蔵人(くるまの くろうど)さんに解説していただきます。

2026年3月期の配当は期初予想108円から一気に183円へ——実に1.7倍の衝撃増配です。さらに次期(2027年3月期)は186円への増配を予告しており、現在の配当利回りは約5.79%に達しています。「この配当は本物なのか、それとも一時的な花火なのか」——そこが最大の論点です。ぜひ最後までお付き合いください。

会社概要

項目内容
正式名称大末建設株式会社
証券コード1814(東証プライム)
設立1937年(創業100周年は2037年)
主な事業建設事業(マンション・一般建築・リニューアル)、不動産事業
時価総額約340億円
決算期3月期
本社大阪府(関西発祥、関東・近畿を中心に展開)
特徴民間建築中堅ゼネコン。マンション・冷凍冷蔵倉庫・データセンター等の施工を得意とする請負施工会社。自社分譲は行わない。ミサワホームと資本業務提携。

主要財務指標一覧

※数値の出典:決算短信p.1、決算説明資料p.16、みんかぶ様

指標2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
売上高1,055億54百万円(前期比+18.6%)
営業利益(利益率)65億79百万円(6.2%)(+78.0%)
当期純利益38億00百万円(+84.4%)
EPS(1株当たり純利益)365.60円371.40円(予)
BPS(1株当たり純資産)2,448.81円
ROE15.8%
自己資本比率42.3%
営業CF92億99百万円(前期:▲30億59百万円)
年間配当(1株当たり)183円(期初予想108円から増配)186円(予)
配当総額19億29百万円
配当性向50.1%50.1%(予)
営業CFカバレッジ約4.8倍
配当利回り(参考)5.79%(みんかぶ様)
PER8.78倍(みんかぶ様)
PBR1.35倍(みんかぶ様)
現在株価(参考)3,210円(2026年5月20日)
みんかぶ目標株価2,717円(売りシグナル)

EPS推移と配当の関係

高配当株の「落とし穴」とEPSの関係

所長ダル
配当利回りが5%超って、すごく魅力的に見えます。利回りが高い株を選べば、あとは持っているだけでいいんじゃないですか?
車野アナリスト
その発想は初心者の方によくあるパターンですが、実は大きな落とし穴があります。配当はあくまでEPS(1株当たり純利益)の範囲内から支払われるものです。EPSとは「1株ごとに会社が稼いだ利益の金額」のことで、これが縮んでいけば、いずれ配当も削られます。逆に言えば、EPSが着実に伸びている銘柄は増配の余地が生まれ、高い配当を長く維持できる可能性が高まります。
所長ダル
なるほど。つまり利回りの数字だけ見ていると、「実は稼ぎが追いついていない」会社を買ってしまうリスクがあるということですか?
車野アナリスト
おっしゃる通りです。大末建設の場合、2022〜2024年3月期にEPSが100〜170円台に低迷し、配当性向が50〜60%台に上昇していた時期があります。この時期は「稼ぎ以上の配当を出している」状態でした。だからこそ、EPSの推移を過去から追いかけることが重要です。それでは実際のデータを見てみましょう。

EPS推移表(過去8期+今期・来期予想)

出典:IRBANK様、決算短信p.1、決算説明資料p.14

決算期EPS(円)1株配当(円)配当性向(%)備考
2019年3月期269.55207.4%
2020年3月期181.084022.1%
2021年3月期152.784026.2%
2022年3月期173.206034.6%期末配当を修正増配
2023年3月期126.236450.7%期末配当を修正減配(予想100円→64円)
2024年3月期119.187058.7%
2025年3月期197.439950.1%期末配当を修正増配(予想44.5円→54.5円)
2026年3月期365.6018350.1%大幅増配(予想108円→183円)。㈱神島組減損14億12百万円計上
2027年3月期(予想)371.4018650.1%会社予想。配当性向50%方針を継続

読み取りポイント:2022〜2024年3月期はEPSが低迷し配当性向が50〜60%台に上昇。2025〜2026年3月期はEPSが急回復し配当性向は50.1%に収束しています。配当方針「総還元性向50%以上かつDOE4%以上」の二重基準が機能した結果、EPS急回復と連動した大幅増配が実現しました。

このEPS推移から何が言えるか

車野アナリスト
このEPS推移から、三つの点が読み取れます。まず「増配余地」についてです。2026年3月期のEPSは365円で、次期予想186円の配当と比較すると配当性向は約50%と、まだ余裕があります。「DOE4%以上・総還元性向50%以上」という二重の下限設定により、EPS水準が維持されれば増配余地はあると考えられます。
車野アナリスト
次に「業績変動リスク」です。2022〜2024年3月期の低迷期には配当性向が60%近くに膨らみました。建設業は工事の受注・進捗・完成のタイミングで利益が大きく振れる特性がありますので、単年度のEPSではなく複数期のトレンドで見ることが重要です。最後に「今後の注目ポイント」です。2027年3月期予想EPS371円が計画通り達成されるかどうかが焦点です。特に繰越工事高1,799億円の消化状況、建設資材・人件費コスト動向、神島組絡みの追加減損リスクがEPS水準を左右すると考えられます。
所長ダル
要するに「EPS300円台が定着するかどうか」が配当180円台を継続できるかの分かれ目、ということですね。それをしっかり追いかけていきます!

所長×アナリスト対談

テーマ① 配当183円の衝撃——期初予想の1.7倍に増配した理由

所長ダル
今回の配当183円って、期初予想の108円から75円も増えているんですよね。なぜこんなに増えたんでしょうか?
車野アナリスト
2026年3月期の業績が予想を大きく上回ったことが直接の理由です。営業利益が前期比78%増の65億79百万円、EPSが365円と大きく伸びました。会社は配当方針として「総還元性向50%以上かつDOE(純資産配当率)4%以上」という二重の基準を設けています。EPS急回復に連動してこの基準を適用すると、自動的に増配幅が拡大する仕組みになっているわけです(決算説明資料p.14、決算短信p.1)。
所長ダル
つまり会社が意図的に増配したというより、業績が伸びたら方針通りに増えた、ということなんですね。
車野アナリスト
おっしゃる通りです。むしろ方針がしっかりしているからこそ、業績回復が直接株主還元に反映されました。来期(2027年3月期)も186円とさらに増配予想を示しており、利益成長と配当方針の連動が明確に機能しているといえます。

テーマ② 繰越工事高1,799億円——2〜3年先の売上が既に見えている建設業の強み

所長ダル
「繰越工事高1,799億円」という数字をよく見かけるんですが、これって何を意味するんですか?
車野アナリスト
建設業は受注してから完成・売上計上まで1〜3年のタイムラグがあります。「繰越工事高」とは、受注済みだがまだ売上に計上されていない手持ち工事の残高のことです。大末建設の場合、2026年3月期末時点で1,799億39百万円と前期比38%増に積み上がっています(決算説明資料p.8)。
所長ダル
年間売上約1,055億円に対して約1.7年分もあるんですね。それがあると何が良いんですか?
車野アナリスト
この数字が大きいほど、「次の決算も売上が読める」という安心感につながります。言い換えれば、今すぐ大型受注がゼロになったとしても、しばらくは安定した売上と利益が見込めるわけです。高配当銘柄として非常に重要な「稼ぐ力の持続性」を裏付ける数字といえます。

テーマ③ 神島組の減損——2期連続で14億円ずつ消えた子会社問題をどう読むか

所長ダル
「神島組の減損」という言葉が気になっています。どういう問題なんでしょうか?
車野アナリスト
関西の建設会社・㈱神島組の買収時に発生したのれんと技術関連資産について、2期連続で減損損失を計上しています(25/3期14億64百万円、26/3期14億12百万円、合計約28億76百万円)。ただ、技術関連資産はすでにゼロになっており、のれん残高も26/3期で消滅している模様です(決算短信p.15、p.16)。
所長ダル
ということは、今後は同じ減損は起きないかもしれないんですね?
車野アナリスト
そう読める部分はあります。26/3期のEPS365円は減損14億円分が控除された後の数字ですので、減損がなければ連結純利益は約52億円(EPS約500円相当)だったとも試算できます。ただし、事業そのものの業績は別途確認が必要ですし、M&Aを今後も積極活用する方針ですので、新たなのれんリスクが生じる可能性は念頭に置いておくべきでしょう。

テーマ④ 営業CFが前期▲30億から今期+92億——なぜこれほど変わったのか

所長ダル
前期の営業キャッシュフローがマイナスで心配していたんですが、今期は一気に+92億円になりましたよね。どうしてこんなに変わったんでしょう?
車野アナリスト
主な要因は三点です。①税引前当期純利益が51億99百万円と大きく計上されたこと、②仕入債務(工事未払金・電子記録債務)が40億78百万円増加したこと(大型案件の進捗に伴う支払いが増えた)、③売上債権の回収が12億39百万円あったことです(決算短信p.1、決算説明資料p.12)。
所長ダル
前期がマイナスだったのはなぜですか?
車野アナリスト
建設業は工事の進捗・完成・入金のタイミングで営業CFが大きく振れる特性があります。工事の仕掛かり中は材料費・外注費の支払いが先行してCFがマイナスになり、工事完成・入金後に一気にプラスに転じることがよくあります。そのため単年度で判断するのではなく、2〜3期の平均で評価することが重要です。

テーマ⑤ 2030年目標を売上1,400億円に上方修正——中堅から準大手へ向かう成長戦略

所長ダル
会社が中長期の目標を大きく上方修正したというのは、どういうことなんですか?
車野アナリスト
大末建設は2023年に中長期経営計画「Road to 100th anniversary」を策定し、当初の2030年目標は売上1,000億円・営業利益50億円以上でした。しかし今回の決算と同時に目標を売上1,400億円・営業利益84億円以上(営業利益率6%以上)に上方修正しています(決算説明資料p.17〜22)。
所長ダル
上方修正の理由は何ですか?
車野アナリスト
2025年度(26/3期)に当初の2030年度目標をすでに前倒し達成したことが背景です。成長戦略の柱は4つあります。①冷凍冷蔵倉庫・データセンターなど高付加価値領域の受注強化、②M&Aによる施工人員確保と土木・不動産への参入、③2030年度までに80名増員・平均年収1,000万円超を目指す人材基盤強化、④独自システム「DXS」へのAI組み込みによるDX推進です。さらに長期的には2037年の創業100周年に向けて売上3,000億円(準大手クラス)を目指す方針です。

テーマ⑥ 自己資本42%でも実質無借金——建設業の財務構造を正しく読む

所長ダル
自己資本比率が42.3%って、少し低くないですか?財務的に大丈夫なんでしょうか。
車野アナリスト
実はこれ、建設業特有の財務構造を知ると見え方が変わります。大末建設の負債は約344億円ありますが、その大半は工事未払金・電子記録債務(合計約225億円)です。これは協力会社への支払い待ちという「利息ゼロの営業債務」であって、銀行借入とはまったく性質が異なります。
所長ダル
では、実際の借金はどれくらいなんですか?
車野アナリスト
有利子負債は約35億円のみです。売上高約1,055億円に対して約3%という水準ですから、実質的にはほぼ無借金と言っていい財務状態です。売上規模が拡大すると工事未払金も膨らみますが、これは健全な事業拡大の証です。コミットメントライン70億円(三菱UFJ銀行、未使用)もありますので、緊急時の資金調達余力も確保されています。ただし、会社はM&Aに積極的に有利子負債を活用する方針も掲げていますので、将来的な財務レバレッジ上昇には引き続き注意が必要です。

配当継続性スコア

評価ランクの凡例

S:○5つ 全項目良好:配当継続性について特段の懸念なし

A:○4つ△1つ ほぼ良好:軽微な注意点あり

B:○3つ△2つ 概ね良好だが注意点あり:モニタリングが必要

C:○2つ以下または×あり 注意点が多い:投資前の慎重な検討が必要

D:×2つ以上 要注意:配当リスクが高い

※2026年5月より評価体系をS/A/A-/B/B-/C/C-/D/Eの9段階に変更しました。旧5段階(S/A/B/C/D)のA・B・C・Dの間にそれぞれ「-(マイナス)」ランクを新設しています。これは、同一ランク内でも「条件が揃えば上のランクに相当する」銘柄と「下のランクに近い懸念がある」銘柄を区別するためです。たとえばB-は「Bの要件は満たすが、Cに近い注意点を抱えている」状態を示します。

評価項目評価コメント
配当の中身(普通配当か・継続性)普通配当のみ。記念配当・特別配当なし。DOE4%以上・総還元性向50%以上の二重基準を決算短信p.3で数値コミット。
本業の稼ぐ力売上高+18.6%、営業利益+78%、営業利益率6.2%と急改善。繰越工事高1,799億円(前期比+38%)と先行き受注残も豊富。
財務の健全性自己資本比率42.3%はやや低め。有利子負債は約35億円と実質無借金に近い水準だが、M&A方針で有利子負債の積極活用を掲げており将来的な財務レバレッジ上昇リスクに注意。コミットメントライン70億円(三菱UFJ銀行、未使用)あり。
配当の原資営業CF92億99百万円 vs 配当総額19億29百万円。カバレッジ約4.8倍と十分。前期はCFがマイナスだったが今期は大幅改善(決算短信p.1)。
経営方針の透明性決算説明資料でPBR・ROE推移・中長期計画を詳細開示。DOE方針・総還元性向の数値コミット明確。IR活動強化を方針として明記(決算説明資料p.15)。
総合スコアA-本業の回復力と配当原資の安定性は高く評価できます。本業好調・配当方針明確のAに相当する水準ですが、㈱神島組の減損が2期連続(合計約28億円)計上された継続リスク、およびM&A積極活用方針による将来の財務レバレッジ上昇リスクを考慮し、現時点ではA-と判定しています。

ラボ独自考察:適正株価を考えてみた

⚠️ ご注意

AIによる試算であり投資推奨ではありません。あくまで参考情報としてご覧ください。

評価手法:普通配当逆算法

計算式:想定配当(円)÷ 想定利回り(%)= 適正株価

普通配当:2027年3月期予想186円(DOE4%以上・総還元性向50%以上の方針に基づく増配)、特別配当・記念配当の明示なし

シナリオ別 適正株価試算

シナリオ想定配当想定利回り試算 適正株価現株価比前提条件・備考
強気(EPS成長継続・増配想定)200円3.5%約5,714円+78%EPS成長継続・中期的に400円超を想定し増配
中立(会社予想をそのまま使用)186円4.0%約4,650円+45%2027年3月期の公式予想配当をそのまま使用
保守的(増配なし・現状維持)186円5.0%約3,720円+16%増配なし・現状維持。DOE4%方針継続前提
弱気(業績悪化・EPS急落想定)150円5.5%約2,727円▲15%受注急減・工事採算悪化でEPS300円台前半に低下し配当性向50%適用で150円に圧縮される場合

※弱気シナリオで「方針を曲げざるを得ない条件」:建設資材急騰・大型工事の損失計上・M&A失敗によるのれん多額減損が重なりEPSが200円台前半まで低下した場合

合理的レンジの根拠(2点セット確認)

根拠計算・確認
①普通配当逆算法(保守的シナリオ)186円 ÷ 5.0% = 約3,720円
②BPS × 適正PBR倍率BPS:2,448.81円(決算短信p.1)
PBR1.0倍 = 2,449円(解散価値水準)
PBR1.3倍 = 3,183円(直近実績PBR、ほぼ現株価)
PBR1.5倍 = 3,673円(ROE15%が持続する場合の妥当水準)
PBR2.0倍 = 4,898円(中長期目標達成・ROE12%以上定着時)
ROE15.8%の水準を踏まえ、PBR1.3〜1.5倍が合理的と判断。
両者の一致確認①保守的シナリオ:約3,720円 に対し、②PBR1.5倍:約3,673円 は概ね近似した水準にあります。合理的な中心レンジは約3,600〜3,750円程度と考えられます。現株価3,210円はこのレンジをやや下回る水準であり、保守的シナリオ基準では割安感があると考えられます。

全シナリオが崩れる条件(銘柄固有リスク)

大型M&Aの失敗による多額ののれん減損(20億円超)が発生するケース
建設資材価格の急騰や人件費上昇による工事採算の大幅悪化(営業利益率が3%台以下に低下)するケース
繰越工事高の急減(1,000億円以下)を伴う受注環境の悪化が生じるケース
DOE・総還元性向方針の撤廃または大幅修正が行われるケース
自己資本比率が30%台前半に低下するほどの財務悪化が起こるケース

結論

① みんかぶ様の外部目標株価との比較

みんかぶ様の目標株価は2,717円(売りシグナル)で、現株価3,210円はすでに上回っている状態です。ただしこれは直近の株価上昇を反映したもので、配当利回りベースの中立シナリオ(4,650円)や保守的シナリオ(3,720円)と比較すると、長期配当投資家の観点では現株価でも割安感が残る可能性があると考えられます。

② 当ラボが考える割高・割安感

PBR1.35倍・PER8.78倍は建設業の水準として割高ではなく、配当利回り5.79%と組み合わせると高配当バリュー株として一定の妥当性がある水準と見受けられます。保守的シナリオ(約3,720円)・PBR1.5倍(約3,673円)がほぼ一致しており、現株価3,210円は合理的レンジをやや下回る水準です。

③ 長期投資家への推奨視点(普通配当基準での評価)

「DOE4%以上・総還元性向50%以上」の二重の下限設定により、EPS多少の変動があっても配当の底堅さが期待できる構造になっています。繰越工事高の積み上がりにより27/3期の売上・利益もある程度の視界が開けており、長期の配当収入目的での保有は合理的と考えられます。ただし、神島組絡みの追加リスクとM&A方針による財務レバレッジ上昇には注意が必要です。

④ 強気シナリオの根拠

繰越工事高1,799億円・2030年目標の売上1,400億円への上方修正・神島組減損の一巡が重なれば、27/3期以降のEPS・配当ともに上振れ余地があると考えられます。冷凍冷蔵倉庫・データセンターなど高付加価値領域への注力が実を結べば、さらなる収益改善も期待できると考えられます。時価総額340億円の中小型株ながら、「高配当×財務実質無借金×累進的配当方針」の組み合わせは埋もれた優良株の典型例といえるかもしれません。

まとめ

  • 2026年3月期は売上+18.6%・営業利益+78%と大幅増益。配当は期初予想108円から183円へ衝撃の増配(+75円)を実現し、次期186円予想で利回り約5.79%となります。
  • 「DOE4%以上・総還元性向50%以上」の二重基準による配当方針を数値コミット。繰越工事高1,799億円・営業CFカバレッジ約4.8倍と配当原資・業績の先行き視界は良好です。
  • 負債の大半は利息ゼロの工事未払金。有利子負債は約35億円と実質無借金に近く、財務の実態はデータ上の自己資本比率42.3%より健全です。
  • 2030年目標を売上1,400億円・営業利益84億円に大幅上方修正。創業100周年(2037年)に向けて売上3,000億円(準大手クラス)を目指す成長ストーリーも描かれています。

△ ㈱神島組の減損が2期連続(合計約28億円)。のれん残高消滅で一巡の可能性がある一方、M&A積極活用方針により将来の財務レバレッジ上昇リスクには引き続き注意が必要です。

△ みんかぶ様の目標株価2,717円は現株価3,210円を下回る「売り」判定。短期的な株価変動リスクも念頭に置きながら判断することが重要です。

💡 「高配当×実質無借金×累進的配当方針×繰越工事高の積み上がり」は魅力的なセットです。ただし業績変動リスクとM&Aリスクをきちんと認識したうえで、EPS水準の維持と神島組問題の動向を確認しながら保有判断することが重要です。

出典・参照資料一覧

No.資料名備考
12026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)大末建設株式会社 2026年5月公表
22026年3月期 決算説明資料大末建設株式会社 2026年5月公表
3株価情報・目標株価(みんかぶ様)1814 大末建設 株価情報(2026年5月20日時点)
4株式指標・配当情報・配当履歴・EPS推移(IRBANK様)1814 大末建設 各種財務・配当データ(2026年5月時点)

免責事項

免責事項

本記事はAI(Claude/Anthropic社)を活用して作成したコンテンツです。情報の正確性・完全性を保証するものではなく、記載内容に誤りが含まれる可能性があります。

本記事は特定の有価証券への投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。株式投資には価格変動リスクがあり、元本が保証されるものではありません。

本記事に記載されている将来予測・試算・適正株価に関する記述は、あくまで参考情報であり、実際の将来の業績・株価・配当を保証するものではありません。

本記事で参照しているみんかぶ様・IRBANK様などの第三者提供データについて、当ラボはその正確性・完全性について責任を負いません。最新情報は各社の公式サイトおよび企業のIR情報をご確認ください。

本記事は税務・法務上のアドバイスを提供するものではありません。税金・法律に関するご判断は、税理士・弁護士などの専門家にご相談ください。

情報基準日:2026年5月20日

本記事に登場する「車野蔵人(くるまの くろうど)」は、AIが生成した架空のキャラクターです。実在する人物・アナリストとは一切関係ありません。

© 高配当株研究所 ※本記事はAIによる分析を含みます。投資推奨ではありません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次