※本レポートの株価(4,550円)は2026年7月3日終値時点のものです。各種指標は2026年3月期決算短信・IRBANK様・みんかぶ様のデータを基に、有価証券報告書による追加確認事項(2026年7月6日時点)を反映して作成しています。
はじめに
「高配当株研究所」へようこそ。当ラボでは、配当生活・FIRE(経済的自立と早期退職)を目指す方々に向けて、高配当株の銘柄分析を行っています。私(所長)は投資初心者レベルで、読者の皆さんと同じ目線から素朴な疑問を投げかける役割を担っています。
本日は、独立系システム開発受託会社の株式会社SRAホールディングス(証券コード:3817)について、エキスパート投資アナリストの車野アナリストに解説していただきます。
2026年3月期は売上高・粗利益で5期連続、営業利益で7期連続の過去最高を更新し、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比+65.8%の大幅増益となりました。年間配当は200円(前期180円)に増配し、2016年3月期の70円から数えて11期連続の増配を継続中です。次期(2027年3月期)は220円への増配を計画しており、現在の配当利回りは約4.84%です。「EPSがこれほど乱高下するのに、なぜ配当だけは安定して増え続けるのか」——そこが今回の最大の論点です。ぜひ最後までお付き合いください。
会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 株式会社SRAホールディングス |
| 証券コード | 3817(東証プライム) |
| 設立 | 1967年11月(株式会社ソフトウエア・リサーチ・アソシエイツとして設立)/現持株会社体制は2006年9月(株式交換によりSRAを完全子会社化) |
| 主な事業 | 独立系システム開発受託会社(開発事業/運用・構築事業/販売事業)。金融・製造/組込・文教向けが主要顧客 |
| 時価総額 | 693億4,200万円(2026年7月3日時点、IRBANK様) |
| 決算期 | 3月期 |
主要財務指標一覧(2026年3月期実績)
| 指標 | 数値 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 532億79百万円 | +3.2% |
| 営業利益(利益率) | 82億44百万円(15.5%) | +3.8% |
| 経常利益(利益率) | 95億円(17.8%) | +16.9% |
| 純利益(親会社帰属) | 56億1百万円 | +65.8% |
| EPS(1株当たり純利益) | 443.34円 | +65.75% |
| BPS(1株当たり純資産) | 2,659.88円 | — |
| ROE | 17.4% | 前期11.3%から改善 |
| 自己資本比率 | 64.7% | 前期59.9%から改善 |
| 年間配当(1株当たり) | 200円(中間90円+期末110円) | 前期比+20円 |
| 配当性向 | 45.1% | — |
| 配当利回り(参考) | 約4.84%(みんかぶ様、株価4,560円ベース) | — |
| 現在株価(参考) | 4,550円(2026年7月3日終値) | — |
| みんかぶ目標株価 | 4,877円 | — |
EPS推移と配当の関係
EPSが乱高下しても配当が増え続ける「独自ルール」
所長ダル








| 決算期 | EPS(円) | 1株配当(円) | 配当性向(%) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2020年3月期 | △49.61 | 110 | 算定不可 | コロナ禍で赤字。それでも減配せず前期同水準を維持 |
| 2021年3月期 | 249.09 | 120 | 48.2 | 黒字転換 |
| 2022年3月期 | 289.95 | 130 | 44.8 | 増収増益 |
| 2023年3月期 | 71.11 | 140 | 196.8 | 貸倒引当金等の特別損失計上で純利益急減。それでも増配継続 |
| 2024年3月期 | 367.75 | 160 | 43.5 | 過去最高益更新、期中増配(110→150→160) |
| 2025年3月期 | 267.47 | 180 | 67.3 | 貸倒引当金・投資有価証券評価損計上で減益 |
| 2026年3月期 | 443.34 | 200 | 45.1 | 為替差益722百万円計上で大幅増益。5期連続で売上高・粗利益、7期連続で営業利益が過去最高 |
| 2027年3月期(予) | 435.34 | 220(会社計画) | 50.5(予) | 為替差損益の発生を見込まない前提のため経常減益予想も、為替要因を除けば増収増益計画 |
読み取りポイント:2020年3月期の赤字時ですら減配せず、配当方針見直し後は特別損失計上年(2023年3月期、配当性向196.8%)でも増配を継続しています。EPSの振れが非常に大きい一方、配当は一貫して右肩上がりという対照的な構図が特徴です。ただし2027年3月期は為替差損益の発生を見込まない前提により経常減益予想となっており、来期以降のEPS水準の実力を見極める必要があります。
このEPS推移から何が言えるか






所長×アナリスト対談
テーマ① 「赤字でも減配せず」11期連続増配の裏にある独自ルール












テーマ② 貸倒引当金55億円の正体──「攻めの海外投資」の裏側にあるリスク管理


















テーマ③ EPSはジェットコースター、でも営業利益は7期連続最高更新のなぜ












テーマ④ Claude・Qwen・Mistral……独立系SIerのAI武装最前線












テーマ⑤ 大株主に並ぶ個人名——オーナー色の強い株主構成とアクティビストリスク












配当継続性スコア
| ランク | スコア基準 | 意味 |
|---|---|---|
| S | ○5つ | 全項目良好:配当継続性について特段の懸念なし |
| A | ○4つ△1つ(条件が揃えばSに相当) | ほぼ良好:軽微な注意点はあるが、内容は上位ランクに近い |
| A- | ○4つ△1つ | Aの要件は満たすが、Bに近い注意点を抱えている |
| B | ○3つ△2つ(条件が揃えばAに相当) | 概ね良好:モニタリングが必要だが、内容は上位ランクに近い |
| B- | ○3つ△2つ | Bの要件は満たすが、Cに近い注意点を抱えている |
| C | ○2つ以下または×あり(条件が揃えばBに相当) | 注意点が多い:投資前の慎重な検討が必要 |
| C- | ○2つ以下または×あり | 注意点が多く、Dに近い懸念がある |
| D | ×2つ以上 | 要注意:配当リスクが高い |
| E | ×が多数・重大な懸念あり | 配当継続性に重大な疑義がある |
※2026年5月より評価体系をS/A/A-/B/B-/C/C-/D/Eの9段階に変更しました。旧5段階(S/A/B/C/D)のA・B・C・Dの間にそれぞれ「-(マイナス)」ランクを新設しています。これは、同一ランク内でも「条件が揃えば上のランクに相当する」銘柄と「下のランクに近い懸念がある」銘柄を区別するためです。たとえばB-は「Bの要件は満たすが、Cに近い注意点を抱えている」状態を示します。
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 配当の中身(普通配当か・継続性) | ○ | 記念配当なし、普通配当のみ。2016年3月期以降11期連続増配(赤字だった2020年3月期も減配せず) |
| 本業の稼ぐ力 | ○ | 売上高5期連続、営業利益7期連続で過去最高更新。粗利益率も18.3%(2015年)→26.1%(2027年計画)へ継続上昇。クラウド等の高収益ビジネスへのシフトが奏功 |
| 財務の健全性 | ○ | 自己資本比率64.7%(前期59.9%から改善)、有利子負債は短期借入70百万円のみで実質無借金。インタレスト・カバレッジ・レシオ3,338倍 |
| 配当の原資 | ○ | 営業CF46億99百万円は配当総額25億26百万円を約1.9倍上回り、原資は十分。ただし当期純利益は貸倒引当金・投資有価証券評価損益・為替差損益で大きく振れ、配当性向という指標自体の実効性はやや薄い点に留意 |
| 経営方針の透明性 | △ | 決算説明会資料は詳細(機関投資家・アナリスト向けにZoom開催)で開示姿勢自体は良好。有価証券報告書で海外投融資戦略・取締役会モニタリング体制は開示されているものの、長期貸付金(78億80百万円)・貸倒引当金(55億16百万円)の相手先・使途の個別詳細までは決算短信・説明資料・有報のいずれからも確認できない点は透明性の観点でやや気になる |
| 総合スコア | A- | △評価が1項目あるためA以上としないのが原則だが、7期連続営業利益最高更新・実質無借金・ROE17.4%・11期連続増配という他4項目の内容が極めて強固であるため、B評価まで落とすのは実態と乖離すると判断し、注釈付きでA-とした。 |
ラボ独自考察:適正株価を考えてみた
⚠️ ※AIによる試算であり投資推奨ではありません。あくまで参考情報としてご覧ください。
評価手法:普通配当逆算法(計算式:想定配当(円)÷想定利回り(%)=適正株価)。普通配当は2027年3月期の会社計画配当220円をベースに、シナリオごとに想定配当・想定利回りを変えて試算しています。
シナリオ別 適正株価試算
| シナリオ | 想定配当 | 想定利回り | 試算 適正株価 | 現株価比 | 前提条件・備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 強気 | 235円 | 4.5% | 約5,222円 | +14.8% | 7期連続営業利益最高更新のトレンドが続き、会社計画435円を上回るEPS成長(470円程度)を想定、配当性向50%適用 |
| 中立 | 220円 | 4.8% | 約4,583円 | +0.7% | 会社の2027年3月期計画配当をそのまま使用 |
| 保守的 | 200円 | 5.0% | 約4,000円 | ▲12.1% | 増配なし、前期実績配当を据え置き |
| 弱気 | 110円 | 6.0% | 約1,833円 | ▲59.7% | 方針を曲げざるを得ない前提。過去、赤字期(2020年3月期)や配当性向196.8%となった年(2023年3月期)でも減配しなかった独自方針の維持が困難になるほどの深刻な本業毀損(大口取引先の貸倒れ再発等)を想定し、EPSが前期比半減の220円程度に落ち込み、かつ会社が機械的に配当性向50%を適用せざるを得なくなったケースを試算 |
BPS×適正PBR倍率
| PBR倍率 | 適正株価 |
|---|---|
| 1.5倍 | 3,990円 |
| 2.0倍(現状PBR近辺) | 5,320円 |
| 2.5倍 | 6,650円 |
保守的シナリオ(約4,000円)はPBR1.5倍水準(3,990円)とほぼ一致しており、合理的な下限レンジは概ね4,000円前後と考えられます。現株価4,550円はPER10.3〜10.5倍、PBR1.7〜2.1倍程度に相当し、中立〜強気シナリオ(4,583円〜5,222円)のレンジ内に収まっています。高ROE(17.4%)・実質無借金の財務内容を踏まえると割安感がある一方、EPSのボラティリティの高さが市場の一定のディスカウント要因になっている可能性があります。
- 貸倒引当金(現在55億円強)の対象となっている貸付先・投資先で実際に大規模な貸し倒れが発生し、財務健全性そのものが揺らぐ場合
- 2022年公表の「実現損益を除外して配当を決定する」方針自体が撤回・修正される場合
- 開発事業の主要顧客である金融業向け案件が、モダナイゼーション需要の一巡等で急減速する場合
- 自己資本比率が55%を大きく下回るなど、財務体質の急激な悪化が生じた場合
結論
① みんかぶ様の外部目標株価との比較
みんかぶ様の目標株価4,877円に対し、中立シナリオ(4,583円)はやや下回りますが、強気シナリオ(5,222円)は上回る水準です。外部評価は中立〜強気シナリオの間に位置していると考えられます。
② 当ラボが考える割高・割安感
現在株価4,550円はPER10.3〜10.5倍、PBR1.7〜2.1倍程度で、高ROE(17.4%)・実質無借金の財務内容を踏まえると割安感があると考えられます。一方でEPSのボラティリティの高さは、市場が一定のディスカウントをかけている一因の可能性があります。
③ 長期投資家への推奨視点(普通配当基準での評価)
11期連続増配という実績と、「実現していない損益を除外して配当を決定する」独自の配当方針は、業績変動があっても配当が安定しやすい構造を示唆しています。ただし配当性向という指標自体の意味合いが薄れる点、長期貸付金・貸倒引当金の内訳の不透明さは、継続的な注視ポイントとして認識しておく必要があります。
④ 強気シナリオの根拠
7期連続の営業利益最高更新、粗利益率の継続的な改善トレンド(クラウド・コンサル領域へのシフト)、自社IP×AI活用による高収益ビジネスモデルへの転換が進捗しています。これらが重なれば、次々期以降もさらなる増収増益・増配継続の好循環が続く可能性があります。
まとめ
- 2026年3月期は営業利益7期連続最高更新・純利益前年比+65.8%の大幅増益。配当は200円(前期比+20円)に増配し、2016年3月期から11期連続増配を継続。次期220円予想は利回り約4.84%となります。
- 2022年公表の「実現していない損益を除外して配当を決定する」独自方針が、赤字年(2020年3月期)や特損計上年(2023年3月期)でも減配せずに済んだ背景。自己資本比率64.7%・実質無借金と財務基盤も良好です。
- 長期貸付金・貸倒引当金の増加は海外投融資戦略の裏返しと考えられますが、投融資先の個社名は非開示。経営方針の透明性はやや留意が必要です。
- 現株価4,550円はみんかぶ様目標株価4,877円をやや下回る水準にあり、割高感は限定的と考えられます。
- 「独自の安定配当ルール×高い資本効率×AI活用による高収益シフト」は魅力的なセットです。ただし貸倒引当金・長期貸付金の内訳の不透明さと、EPSのボラティリティの高さを念頭に置きながら保有判断することが重要です。
出典・参照資料一覧
| No. | 資料名 | 備考 |
|---|---|---|
| 1 | 2026年3月期 決算短信 | 株式会社SRAホールディングス |
| 2 | 2026年3月期 決算説明会資料 | 株式会社SRAホールディングス |
| 3 | 有価証券報告書(2026年3月期) | 事業等のリスク・重要な会計上の見積り・金融商品の時価等に関する事項 |
| 4 | 株価情報・目標株価(みんかぶ様) | 3817 SRAホールディングス 株価情報 |
| 5 | 株式指標・配当情報・配当履歴・EPS推移(IRBANK様) | 3817 SRAホールディングス 各種財務・配当データ |
免責事項
本記事はAI(Claude/Anthropic社)を活用して作成したコンテンツです。情報の正確性・完全性を保証するものではなく、記載内容に誤りが含まれる可能性があります。
本記事は特定の有価証券への投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。株式投資には価格変動リスクがあり、元本が保証されるものではありません。
本記事に記載されている将来予測・試算・適正株価に関する記述は、あくまで参考情報であり、実際の将来の業績・株価・配当を保証するものではありません。
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本記事は税務・法務上のアドバイスを提供するものではありません。税金・法律に関するご判断は、税理士・弁護士などの専門家にご相談ください。
本記事に登場する「車野アナリスト」は、AIが生成した架空のキャラクターです。実在する人物・アナリストとは一切関係ありません。
情報基準日:2026年7月6日
© 高配当株研究所 ※本記事はAIによる分析を含みます。投資推奨ではありません。










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