情報・通信業 / 東証プライム / コンタクトセンター・BPO大手(パソナグループ子会社)
※本レポートの株価(1,605円)は2026年7月14日時点のものです。配当利回りは4.86%(IRBANK様、2026年7月13日時点)/4.79%(みんかぶ様、同7月14日時点)を採用しています。主要財務指標は2026年7月13日公表の決算短信ベースです。
はじめに
「高配当株研究所」へようこそ。当ラボでは、配当生活・FIRE(経済的自立と早期退職)を目指す方々に向けて、高配当株の銘柄分析を行っています。私(所長)は投資初心者レベルで、読者の皆さんと同じ目線から素朴な疑問を投げかける役割を担っています。
本日は、コンタクトセンター・BPO大手のビーウィズ株式会社(Bewith, Inc.、証券コード:9216)について、エキスパート投資アナリストの車野蔵人(くるまの くろうど)さんに解説していただきます。
2026年5月期は親会社株主に帰属する当期純利益が前期比+27.9%となる増益を達成した一方、年間配当は77円で据え置き、配当性向は188.3%という高水準が続いています。「なぜここまで配当性向が高いのか、それでも配当は維持できるのか」——そこが最大の論点です。ぜひ最後までお付き合いください。
会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | ビーウィズ株式会社(Bewith, Inc.) |
| 証券コード | 9216(東証プライム) |
| 主な事業 | コンタクトセンター・BPOサービス、クラウドPBX「Omnia LINK」の開発・外販 |
| 親会社 | 株式会社パソナグループ(発行済株式の55.48%を保有) |
| 決算期 | 5月期 |
| 時価総額 | 約230億円(IRBANK様、2026年7月14日時点) |
※設立年月日は決算短信・決算説明資料に記載がなく、添付資料からは確認できませんでした。
主要財務指標一覧
※ 数値の出典:決算短信(2026年7月13日公表)、みんかぶ様・IRBANK様
| 指標 | 2026年5月期(実績) | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 363.22億円 | ▲0.3% |
| 営業利益 | 11.67億円 | +9.1% |
| 経常利益 | 11.81億円 | +17.6% |
| 純利益(親会社帰属) | 5.79億円 | +27.9% |
| EPS | 40.89円 | +27.3% |
| BPS | 604.72円 | ▲4.5% |
| ROE | 6.6%(実績)/10.93%(2027年5月期予、IRBANK様) | — |
| 自己資本比率 | 52.7%(前期61.7%から低下) | ▲9.0pt |
| 年間配当(1株当たり) | 77円 | 据え置き |
| 配当性向 | 188.3% | — |
| 配当利回り(参考) | 4.86%(IRBANK様)/4.79%(みんかぶ様) | — |
| PER | 24.28倍(IRBANK様)/39.25倍(調整後、みんかぶ様) | — |
| PBR | 2.62倍(IRBANK様)/2.65倍(みんかぶ様) | — |
| 現在株価(参考) | 1,605円(2026年7月14日、みんかぶ様) | — |
自己資本比率の低下は、Radiant社(マレーシア)の連結子会社化に伴う長期借入金の増加(+13.0億円)とのれん計上(6.84億円)が主因です。有利子負債合計は約16.2億円に対し自己資本86.9億円で、D/Eレシオは約0.19倍と財務レバレッジ自体は依然低水準にとどまっています。
EPS推移と配当の関係
配当性向188%という数字の落とし穴
所長ダル








EPS推移表(過去実績+今期・来期予想)
出典:IRBANK様(EPS・配当性向データ)、決算短信
| 決算期 | EPS(円) | 1株配当(円) | 配当性向(%) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年5月期 | 136.40 | 47 | 34.5 | 株式分割調整後の実績配当 |
| 2023年5月期 | 122.14 | 49 | 40.1 | |
| 2024年5月期 | 131.15 | 53 | 40.4 | |
| 2025年5月期 | 32.07 | 77 | 239.7 | 減損損失(特別損失2.32億円)で▲75.55%の大幅減益も増配 |
| 2026年5月期 | 40.89 | 77 | 188.3 | Radiant社(マレーシア)子会社化の一時費用を吸収し増益 |
| 2027年5月期(予) | 67.07 | 77(予) | 116.5 | 据え置き予想 |
読み取りポイント:2022年以降で比較可能な範囲で見ると、2025年5月期に減損損失により大幅減益となったものの、会社は配当を維持〜増配(53円→77円)とし、結果として配当性向が239.7%まで急上昇しました。2026年5月期も業績は回復したものの、配当性向は188.3%と依然高水準です。単純計算では、配当77円を据え置いたまま配当性向を方針(50%目処)まで戻すにはEPSが約154円必要となり、2027年5月期予想(66.12円)の2.3倍以上の水準が求められるため、短期的な解消は見込みにくいと考えられます。






所長×アナリスト対談
テーマ① 配当性向188%でも大丈夫?会社の「配当は下げない」姿勢






テーマ② マレーシア企業買収で見えた、コンタクトセンター業界のグローバル戦略












テーマ③ 特定顧客(公共)依存からの脱却、事業区分変更「BPM」の狙い












テーマ④ プライム上場維持基準ギリギリ達成の裏側












テーマ⑤ パソナグループ55%保有の意味、アクティビストリスクは?






テーマ⑥ AI内製化リスクへの視座












配当継続性スコア
評価ランクの凡例
| ランク | スコア基準 | 意味 |
|---|---|---|
| S | ○5つ | 全項目良好:配当継続性について特段の懸念なし |
| A | ○4つ△1つ | ほぼ良好:軽微な注意点あり |
| B | ○3つ△2つ | 概ね良好だが注意点あり:モニタリングが必要 |
| C | ○2つ以下または×あり | 注意点が多い:投資前の慎重な検討が必要 |
| D | ×2つ以上 | 要注意:配当リスクが高い |
※2026年5月より評価体系をS/A/A-/B/B-/C/C-/D/Eの9段階に変更しました。旧5段階(S/A/B/C/D)のA・B・C・Dの間にそれぞれ「-(マイナス)」ランクを新設しています。これは、同一ランク内でも「条件が揃えば上のランクに相当する」銘柄と「下のランクに近い懸念がある」銘柄を区別するためです。たとえばB-は「Bの要件は満たすが、Cに近い注意点を抱えている」状態を示します。
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 配当の中身(普通配当か・継続性) | △ | 普通配当のみで記念配当等はないが、2025年5月期以降、配当性向が方針(50%目処)から大きく乖離(188〜240%)した状態が続いている |
| 本業の稼ぐ力 | ○ | 売上高はほぼ横ばい(▲0.3%)だが、公共案件の縮小をOmnia LINK外販・金融/情報通信/流通領域で補い、営業利益は+9.1%の増益 |
| 財務の健全性 | △ | 自己資本比率52.7%(前期61.7%から低下)。D/Eレシオ自体は約0.19倍と低いが、M&Aに伴う借入増加により財務体質はやや重くなった |
| 配当の原資 | △ | 営業CF12.99億円は配当総額11.06億円を上回っており直接的な資金不足はないが、配当性向が100%を大幅に超える状態が2期連続しており、利益面での原資は不足気味 |
| 経営方針の透明性 | ○ | 中期プランの進捗、事業区分変更(BPM/Global AI・IT)、KPI(ARR・ライセンス数等)を定量的に開示しており透明性は高い |
| 総合スコア | B | B(○2つ・△3つ) 配当性向の実態が方針から大きく乖離している理由は、①2025年5月期のシステム減損処理(特別損失)による一時的な利益下振れに対し、会社が「継続的・安定的な配当」の方針の下で減配を避け配当を維持〜増配したこと、②2026年5月期はRadiant社(マレーシア)の子会社化に伴う一時費用・海外M&A費用(損金不算入)による実効税率上昇が当期純利益の伸びを抑制したこと、の2点によるものです。営業CFそのものは配当総額を上回っており、直ちに配当継続性に赤信号が灯る状況ではありませんが、この高配当性向が常態化するかどうかは要注視のため、△が3項目あるためA以上とはしていません。 |
大株主・アクティビストリスク:親会社パソナグループが55.48%を保有する安定株主構造であり、短期的なアクティビストリスクは低いと考えられます。一方で親会社の意向が経営方針に強く反映されやすい構造とも言えます。
ラボ独自考察:適正株価を考えてみた
※AIによる試算であり投資推奨ではありません。あくまで参考情報としてご覧ください。
評価手法:普通配当逆算法
計算式:想定配当(円)÷想定利回り(%)=適正株価
普通配当:2027年5月期予想77円(据え置き予想)
シナリオ別 適正株価試算
| シナリオ | 想定配当 | 想定利回り | 試算 適正株価 | 現株価比 | 前提条件・備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 強気 | 85円 | 4.8% | 約1,771円 | +10.3% | 中期目標(BPM事業400億円、Global AI・IT事業60億円)達成に向けた成長を背景に、次の増配ステップを想定。会社からの増配コミットはなし(独自仮定) |
| 中立(会社予想をそのまま使用) | 77円 | 4.86% | 約1,584円 | ▲1.3% | 2027年5月期の公式予想配当をそのまま使用 |
| 保守的 | 77円 | 5.5% | 約1,400円 | ▲12.8% | 増配なし、高配当株としてやや高めの要求利回りを設定 |
| 弱気 | 33円 | 3.5% | 約943円 | ▲41.2% | 配当性向を方針の50%水準まで戻さざるを得ない業績悪化(特別損失の再発等)を想定。2027年5月期予想EPS66.12円×50%で試算 |
合理的レンジの根拠(2点セット確認)
| 根拠 | 計算・確認 |
|---|---|
| ①普通配当逆算法(中立シナリオ) | 77円 ÷ 4.86% = 約1,584円 |
| ②BPS×適正PBR倍率 | BPS:604.72円(2026年5月期末) PBR2.0倍=約1,209円 PBR2.65倍(現状水準)=約1,603円 PBR3.0倍=約1,814円 ROE6.6%(実績)の水準を踏まえると、現状のPBR2.65倍近辺が妥当と判断されます。 |
| 両者の一致確認 | ①中立シナリオ:約1,584円 に対し、②PBR2.65倍:約1,603円 はほぼ整合的な水準にあります。現株価1,605円は、この2つの水準とごく近い位置にあり、突出した割高・割安感はないと考えられます。 |
みんかぶ様の目標株価749円は現株価1,605円を大幅に下回っていますが、本レポートの中立シナリオ(1,584円)・PBRベース(1,603円)とは近い水準にあり、目標株価の算出方法(対象外含む個人予想主体)による差である可能性がある点には留意が必要です。
全シナリオが崩れる条件(銘柄固有リスク)
| ! | Omnia LINK外販の成長鈍化 |
| ! | 公共・ライフライン以外の領域への業務量縮小の波及 |
| ! | Radiant社(マレーシア)関連のれん(6.84億円)の減損発生 |
| ! | 配当方針の急な転換(減配) |
| ! | パソナグループとの資本・取引関係の変化 |
結論ボックス
①みんかぶ様の外部目標株価との比較
みんかぶ様の目標株価は749円で、現株価1,605円を大幅に下回っています。ただし本レポートの中立シナリオ(1,584円)・PBRベース(1,603円)とは近い水準であり、算出方法の違いによる差である可能性がある点に留意が必要です。
②当ラボが考える割高・割安感
現株価はPBRベース・配当中立シナリオのいずれともほぼ整合的であり、突出した割高・割安感はないと考えられます。
③長期投資家への推奨視点(普通配当基準での評価)
配当性向の高止まりが今後も継続するかどうかが最大の焦点です。営業CFが配当総額を上回っている点から、減配リスクは相対的に低いとみられますが、利益剰余金の取り崩しに依存している状態のため、増配余地は限定的と考えられます。
④強気シナリオの根拠
Omnia LINK外販のARR+37.8%成長、マレーシア発のグローバル展開、BPM事業への転換による収益構造改善が重なれば、中期目標達成に向けた成長ストーリーが描きやすくなると考えられます。
まとめ
- ✔ 2026年5月期は親会社株主に帰属する当期純利益が前期比+27.9%の増益。年間配当は77円で据え置き、配当性向は188.3%となっています。
- ✔ 営業CF12.99億円は配当総額11.06億円を上回っており、直ちに資金繰りに問題が生じる状況ではありません。
- △ 2期連続で配当性向が方針(50%目処)から大きく乖離しており、原資の一部は利益剰余金の取り崩しに依存しています。EPS154円程度まで回復しない限り、この状態の解消は見込みにくいと考えられます。
- △ マレーシアRadiant社の子会社化に伴う借入増・のれん計上により、自己資本比率は52.7%へ低下。のれん減損発生時の影響には注意が必要です。
- △ 2026年6月には流通株式時価総額基準の未達懸念から一時監理銘柄に指定される場面もありました(事務手続き上の要因で、7月の決算短信で全基準適合が確認済み)。
- 💡 「高い配当性向×安定株主構造×透明性の高い開示」という特徴を持つ銘柄です。減配リスクは相対的に低いとみられる一方、増配余地は限定的なため、配当性向の推移とマレーシア事業の進捗を継続的に確認しながら保有判断することが重要です。
出典・参照資料一覧
| No. | 資料名 | 備考 |
|---|---|---|
| 1 | 2026年5月期 決算短信(連結) | ビーウィズ株式会社 2026年7月13日公表 |
| 2 | 2026年5月期 決算説明資料 | ビーウィズ株式会社 2026年7月公表 |
| 3 | 株価情報・目標株価(みんかぶ様) | 9216 ビーウィズ 株価情報(2026年7月14日時点) |
| 4 | 株式指標・配当情報・配当履歴・EPS推移(IRBANK様) | 9216 ビーウィズ 各種財務・配当データ(2026年7月時点) |
免責事項
本記事はAI(Claude/Anthropic社)を活用して作成したコンテンツです。情報の正確性・完全性を保証するものではなく、記載内容に誤りが含まれる可能性があります。
本記事は特定の有価証券への投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。株式投資には価格変動リスクがあり、元本が保証されるものではありません。
本記事に記載されている将来予測・試算・適正株価に関する記述は、あくまで参考情報であり、実際の将来の業績・株価・配当を保証するものではありません。
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本記事は税務・法務上のアドバイスを提供するものではありません。税金・法律に関するご判断は、税理士・弁護士などの専門家にご相談ください。
本記事における業界慣行への言及は、一般的な注意喚起を目的としたものであり、特定の企業の商品・営業活動を批判するものではありません。
情報基準日:2026年7月14日
本記事に登場する「車野蔵人(くるまの くろうど)」は、AIが生成した架空のキャラクターです。実在する人物・アナリストとは一切関係ありません。
© 高配当株研究所 ※本記事はAIによる分析を含みます。投資推奨ではありません。









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