はじめに
「高配当株研究所」へようこそ。当ラボでは、配当生活・FIRE(経済的自立と早期退職)を目指す方々に向けて、高配当株の銘柄分析を行っています。私(所長)は投資初心者レベルで、読者の皆さんと同じ目線から素朴な疑問を投げかける役割を担っています。
本日は、配合飼料の独立系大手である中部飼料株式会社(CHUBUSHIRYO CO.,LTD、証券コード:2053)について、エキスパート投資アナリストの車野蔵人(くるまの くろうど)さんに解説していただきます。
2026年3月期は売上高・営業利益・純利益のすべてで6期ぶりに過去最高を更新し、3期連続増益。年間配当も65円(前期52円)に増配し、2027年3月期も76円への増配を予想しています。配当利回りは約4.1〜4.3%、来期予想EPS基準のPERは約7.6倍、さらに「配当込PEG(PEGY)」という指標では約0.25倍と、一見すると非常に割安な数字が並びます。ただし、この成長率の裏には一時的な特別利益も絡んでおり、「数字の見た目」と「実態」をどう読み分けるかが今回のポイントです。ぜひ最後までお付き合いください。
会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 中部飼料株式会社(CHUBUSHIRYO CO.,LTD) |
| 証券コード | 2053(東証プライム・名証プレミア) |
| 主な事業 | 配合飼料(畜産飼料・水産飼料)の製造販売(報告セグメント「飼料」)/その他セグメント(鶏卵販売、肥料、畜産用機器、保険代理業) |
| 決算期 | 3月期 |
| 時価総額 | 約540〜560億円(決算説明資料2026/6/10時点540億円、IRBANK様2026/6/11時点549億円、みんかぶ様2026/6/12時点559億円) |
| 現在株価(参考) | 1,842円(みんかぶ様、2026/6/12時点) |
中部地盤で配合飼料の独立系大手とされ、販売量シェアでは業界上位クラスと考えられます(みんかぶ様の企業概要欄より)。
主要財務指標一覧
※ 数値の出典:決算短信p.1、みんかぶ様・IRBANK様
| 指標 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予) |
|---|---|---|
| 売上高 | 211,814百万円(+0.9%) | — |
| 営業利益 | 6,584百万円(+53.8%) | 前期比▲10.4%(減益計画) |
| 経常利益 | 7,168百万円(+48.9%) | — |
| 純利益(親会社帰属) | 5,551百万円(+58.5%) | — |
| EPS(1株当たり純利益) | 190.59円 | 240.45円(予、+26.2%) |
| BPS(1株当たり純資産) | 2,534.26円 | — |
| ROE | 7.9% | — |
| 自己資本比率 | 66.8% | — |
| 営業CF | 7,193百万円 | — |
| 年間配当(1株当たり) | 65円(中間30円/期末35円) | 76円(中間38円/期末38円・予) |
| 配当総額 | 1,878百万円 | 2,200百万円(予) |
| 配当性向 | 34.1% | 31.6%(予) |
| 営業CFカバレッジ | 約3.8倍 | 約3.3倍(予) |
| 配当利回り(参考) | 4.12%(みんかぶ様)/4.27%(IRBANK様) | — |
| PER(参考) | 9.66倍(みんかぶ様、実績)/7.39倍(IRBANK様、来期予想EPS基準) | — |
| PBR(参考) | 0.71〜0.76倍 | — |
すべての利益項目で6期ぶりに過去最高を更新し、3期連続増益と、26.3期は非常に好調な決算だったと考えられます。
EPS推移と配当の関係
EPS推移表(過去8期+今期予想)
出典:IRBANK様、決算短信p.1
| 決算期 | EPS(円) | 1株配当(円、中間/期末) | 配当性向(%) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2020年3月期 | 156.42(+25.0%) | 13/13=26 | 16.6 | |
| 2021年3月期 | 126.00(▲19.5%) | 13/15=28 | 22.2 | |
| 2022年3月期 | 107.04(▲15.1%) | 15/17=32 | 29.9 | |
| 2023年3月期 | 27.97(▲73.9%) | 17/17=34 | 121.4 | 特別損失等によりEPSが急減。配当は維持し配当性向が一時急騰 |
| 2024年3月期 | 112.56(+302.4%) | 17/23=40 | 35.5 | 前期の特殊要因の反動による急回復 |
| 2025年3月期 | 118.49(+5.3%) | 25/27=52 | 43.9 | 事業譲渡損196百万円を特別損失に計上しつつ増益・増配 |
| 2026年3月期 | 190.59(+60.9%) | 30/35=65 | 34.1 | 原料ポジション改善(+28.2億円)等が主因。投資有価証券売却益516百万円も寄与 |
| 2027年3月期(予) | 240.45(+26.2%) | 38/38=76 | 31.6 | 横浜物流倉庫売却に伴う固定資産売却益31億円(特別利益)が当期純利益増加の主因。一方、営業利益は前期比▲10.4%の減益計画 |
このEPS推移について、所長とアナリストに語ってもらいます。
所長ダル








所長×アナリスト対談
テーマ① PEGY0.25倍は「お得」のサイン?それとも見せかけ?












テーマ② 全利益で6期ぶりの過去最高益、その原動力は「原料ポジション改善」












テーマ③ 営業CFは配当総額の3倍以上、配当の安全性は高水準












テーマ④ 来期は減益計画でも増配は継続――DOE3%目標への本気度












テーマ⑤ 2023年3月期、EPS急落でも減配しなかった過去


















テーマ⑥ 大株主構成と原材料調達リスクの最新事情


















配当継続性スコア
| ランク | 意味 |
|---|---|
| S | 全項目良好:配当継続性について特段の懸念なし |
| A | ほぼ良好:軽微な注意点あり。条件が揃えばSに相当する水準 |
| A- | Aの要件は満たすが、Bに近い注意点を抱えている状態 |
| B | 概ね良好だが注意点あり:モニタリングが必要 |
| B- | Bの要件は満たすが、Cに近い注意点を抱えている状態 |
| C | 注意点が多い:投資前の慎重な検討が必要 |
| C- | Cの要件は満たすが、Dに近い懸念を抱えている状態 |
| D | 要注意:配当リスクが高い |
| E | 配当継続性について重大な懸念がある状態 |
※2026年5月より評価体系をS/A/A-/B/B-/C/C-/D/Eの9段階に変更しました。旧5段階(S/A/B/C/D)のA・B・C・Dの間にそれぞれ「-(マイナス)」ランクを新設しています。これは、同一ランク内でも「条件が揃えば上のランクに相当する」銘柄と「下のランクに近い懸念がある」銘柄を区別するためです。たとえばB-は「Bの要件は満たすが、Cに近い注意点を抱えている」状態を示します。
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 配当の中身(普通配当か・継続性) | ○ | 普通配当のみで、記念配当・特別配当はありません。2023年3月期の大幅減益期も減配せず、その後も継続的に増配(26.3期:65円→27.3期予想:76円)。中計でDOEを段階的に引き上げる方針が明示されています。 |
| 本業の稼ぐ力 | △〜○ | 26.3期は原料ポジション改善・畜産飼料販売量増加等により営業利益が前期比+53.8%と大幅増益。一方、27.3期は中東情勢に伴うコスト増(基金負担金・燃料費等)により営業利益は前期比▲10.4%の減益計画となっており、外部環境変動への感応度がやや高いビジネスと考えられます。 |
| 財務の健全性 | ○ | 自己資本比率66.8%、D/Eレシオ0.13倍と、財務基盤は非常に健全な水準にあると考えられます。 |
| 配当の原資(営業CF対比) | ○ | 26.3期の営業CFは7,193百万円に対し、配当金総額は1,878百万円(27.3期予想は2,200百万円)であり、営業CFは配当総額の約3.3〜3.8倍とCF面では十分な余裕があると考えられます。なお営業CFは前期(11,992百万円)から減少していますが、これは前期の売上債権の大幅減少(一時的なCF増加要因)の反動という側面もあるため、CFの絶対水準としては問題ない水準と考えられます。 |
| 経営方針の透明性 | ○ | 中期経営計画2024の進捗が定量・定性両面で詳細に開示されており、DOE方針(27.3期にDOE3%以上)や自己株式取得方針も明確に示されています。固定資産譲渡など重要事項も後発事象として開示されています。 |
| 総合スコア | A- | A-(財務健全性・配当原資・方針の透明性は高水準) 財務健全性・配当原資・方針の透明性は高水準ですが、本業の収益が原料相場・為替・基金負担金等の外部環境に左右されやすく、27.3期は減益計画であること、また直近数年のEPS成長率の多くが特別損益に押し上げられている点を踏まえ、「A」よりやや慎重な「A-」が妥当と考えられます。 |
ラボ独自考察:適正株価を考えてみた
⚠️ ※AIによる試算であり投資推奨ではありません。あくまで参考情報としてご覧ください。
評価手法:普通配当逆算法
計算式:想定配当(円)÷ 想定利回り(%)= 適正株価
現在株価:1,842円(みんかぶ様、2026/6/12)/配当利回り4.12〜4.27%
シナリオ別 適正株価試算
| シナリオ | 想定配当 | 想定利回り | 試算 適正株価 | 現株価比 | 前提条件・備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 強気 | 80円 | 3.5% | 約2,286円 | +24% | 27.3期予想76円からの増配継続を想定。中計2027でDOE引き上げ方針が継続する前提。成長期待により要求利回りがやや低下すると仮定 |
| 中立 | 76円 | 4.0% | 約1,900円 | +3% | 会社の27.3期予想配当(中間38円・期末38円)をそのまま使用。利回りは現状の利回り水準(4.1〜4.3%)に近い4.0%を想定 |
| 保守的 | 65円 | 4.27% | 約1,522円 | ▲17% | 増配なし・26.3期実績配当を維持するケース。利回りはIRBANK様基準の4.27%を採用 |
| 弱気 | 60円 | 5.0% | 約1,200円 | ▲35% | 方針を曲げざるを得ない前提:中東情勢の悪化等により業績が2025.3期並み(EPS120円前後)まで下振れし、DOE方針を一時的に維持できず、配当性向50%程度(直近平均34〜44%より高めの防衛的水準)を下限として配当を決定するケースを想定。市場の不安感から要求利回りも5.0%に上昇すると仮定 |
BPS × 適正PBR倍率(2点セット)
BPS:2,534.26円
| PBR倍率 | 適正株価 |
|---|---|
| 0.5倍 | 約1,267円 |
| 0.71倍(現状程度) | 約1,799円 |
| 1.0倍(PBR1倍基準) | 約2,534円 |
中期経営計画では「資本コストを意識した経営によりPBR向上を図る」ことが基本戦略に明記されており、PBR1倍(約2,534円)は中長期的な目標水準として意識されている可能性があると考えられます。
普通配当逆算法の保守的シナリオ(約1,522円)とBPS×PBR0.71倍(約1,799円)の間に現在株価1,842円が位置しており、絶対水準としては割安〜中立圏にあると考えられます。一方で、PEGY0.25倍という極端な数値は特別利益の影響が大きいため、バリュエーション全体としては「PER・PBRの絶対水準では割安感があるが、成長率を加味した指標は実態以上に良く見えている可能性がある」と総合的に捉えるのが現実的でしょう。
全シナリオが崩れる条件(銘柄固有リスク)
- 原料相場(とうもろこし・大豆油粕)と為替(円安)が同時に大幅進行し、原料ポジションが大きく悪化するケース(26.3期は28.2億円の利益押し上げ要因だったが、これが逆方向に振れると影響は大きいと考えられます)
- 飼料価格安定基金負担金が想定以上に高水準で継続し、固定費負担が一段と重くなるケース
- 投資有価証券(政策保有株式等、26.3期末10,620百万円)の売却余地が縮小し、特別利益による下支えがなくなるケース
- DOE方針自体が撤回・大幅修正されるケース(現時点でその兆候は確認できません)
結論
① みんかぶ様の外部目標株価との比較
みんかぶ様の目標株価1,126円に対し、現在株価1,842円は大幅に上回っており、目標株価との比較ではやや過熱感がある水準とも考えられますが、目標株価の算出時期・前提によって振れがある点には留意が必要です。
② 当ラボが考える割高・割安感
PER(実績9.66倍)・PBR(0.71〜0.76倍)の絶対水準としては割安感がありますが、PEGY(約0.25倍)で見ると一時的な特別利益の影響を強く受けている点に注意が必要と考えられます。
③ 長期投資家への推奨視点(普通配当基準での評価)
自己資本比率66.8%・D/Eレシオ0.13倍という財務健全性、営業CFが配当総額を大幅に上回る配当原資の余裕、DOE段階的引き上げ方針など、配当の継続性という観点では安心感のある銘柄と考えられます。一方、本業の利益が原料相場・為替・基金負担金といった外部環境に左右されやすい点は、長期保有の際の変動要因として認識しておく必要があります。
④ 強気シナリオの根拠
中期経営計画2024で掲げたROE・ROIC・営業利益はいずれも2年目計画を大幅に上回って進捗しており、中計2027(最終年度)でDOE3%以上・営業利益66億円という目標に向けて、増配が継続する可能性は十分にあると考えられます。
まとめ
- 2026年3月期は売上高・営業利益・純利益のすべてで6期ぶりに過去最高を更新。配当は65円(前期比+13円)に増配し、2027年3月期は76円予想で利回り約4.1〜4.3%となります。
- 自己資本比率66.8%・D/Eレシオ0.13倍と財務基盤は非常に健全。営業CFは配当総額の約3.8倍をカバーし、配当の原資には十分な余裕があると考えられます。
- 2023年3月期にはEPSが▲73.9%と急落しながらも減配を回避した実績があり、配当継続性の観点ではポジティブな材料です。
- 一方、PEGY0.25倍という割安サインや27.3期のEPS増加は、横浜物流倉庫の売却益など特別利益の影響が大きく、本業の営業利益は27.3期に▲10.4%の減益計画である点には注意が必要です。
- 原料相場・為替・基金負担金といった外部環境への感応度がやや高いビジネスのため、業績モニタリングを続けながら、DOE段階的引き上げ方針の継続を確認することが重要です。
出典・参照資料一覧
| No. | 資料名 | 備考 |
|---|---|---|
| 1 | 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) | 中部飼料株式会社 2026年公表 |
| 2 | 2026年3月期 決算説明資料 | 中部飼料株式会社 2026年公表 |
| 3 | 有価証券報告書(大株主の状況等) | 2025年9月30日現在 |
| 4 | 株価情報・目標株価(みんかぶ様) | 2053 中部飼料 株価情報(2026年6月12日時点) |
| 5 | 株式指標・配当情報・配当履歴・EPS推移(IRBANK様) | 2053 中部飼料 各種財務・配当データ(2026年6月時点) |
免責事項
本記事はAI(Claude/Anthropic社)を活用して作成したコンテンツです。情報の正確性・完全性を保証するものではなく、記載内容に誤りが含まれる可能性があります。
本記事は特定の有価証券への投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。株式投資には価格変動リスクがあり、元本が保証されるものではありません。
本記事に記載されている将来予測・試算・適正株価に関する記述は、あくまで参考情報であり、実際の将来の業績・株価・配当を保証するものではありません。
本記事で参照しているみんかぶ様・IRBANK様などの第三者提供データについて、当ラボはその正確性・完全性について責任を負いません。最新情報は各社の公式サイトおよび企業のIR情報をご確認ください。
本記事は税務・法務上のアドバイスを提供するものではありません。税金・法律に関するご判断は、税理士・弁護士などの専門家にご相談ください。
情報基準日:2026年6月12日
本記事に登場する「車野蔵人(くるまの くろうど)」は、AIが生成した架空のキャラクターです。実在する人物・アナリストとは一切関係ありません。
© 高配当株研究所 ※本記事はAIによる分析を含みます。投資推奨ではありません。








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