※本レポートの株価(2,518.5円)は2026年7月16日15:30時点のものです。IRBANK様・みんかぶ様の各指標も同時点前後のデータに基づいています。
はじめに
「高配当株研究所」へようこそ。当ラボでは、配当生活・FIRE(経済的自立と早期退職)を目指す方々に向けて、高配当株の銘柄分析を行っています。私(所長)は投資初心者レベルで、読者の皆さんと同じ目線から素朴な疑問を投げかける役割を担っています。
本日は、自動車事業と航空宇宙カンパニーを展開する株式会社SUBARU(証券コード:7270)について、エキスパート投資アナリストの車野蔵人(くるまの くろうど)さんに解説していただきます。
2026年3月期は米国追加関税やBEV関連費用の前倒し計上などにより営業利益が前期比▲90.1%という大幅減益となりましたが、年間配当は115.50円と前期比でわずかながら増配を維持しました。「利益が9割も減ったのに配当は増えている」——この一見矛盾した状況の裏側を、じっくり読み解いていきます。
所長ダル


会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 株式会社SUBARU |
| 証券コード | 7270(東証プライム) |
| 主な事業 | 自動車事業(乗用車の開発・製造・販売、北米中心)、航空宇宙カンパニー |
| 代表者 | 代表取締役社長CEO 大崎篤 |
| 決算期 | 3月期 |
| 時価総額 | 1兆7,933億円(IRBANK様、2026年7月15日時点) |
主要財務指標一覧(2026年3月期実績)
※ 数値の出典:決算短信p.1〜2、みんかぶ様・IRBANK様
| 項目 | 数値 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上収益 | 4,784,965百万円 | +2.1% |
| 営業利益 | 40,120百万円(401億円) | ▲90.1% |
| 営業利益率 | 0.8% | 前期8.6% |
| 税引前利益 | 107,469百万円 | ▲76.0% |
| 親会社所有者帰属当期利益 | 90,842百万円 | ▲73.1% |
| EPS(基本的) | 125.50円 | 前期458.03円 |
| BPS | 3,886.35円 | ― |
| ROE | 3.3%(決算短信)/3.27%(IRBANK様) | 前期12.8% |
| 自己資本比率 | 50.6% | 前期53.3% |
| 営業CF | 358,227百万円 | 前期492,136百万円 |
| 年間配当金 | 115.50円(中間57円+期末58.50円) | 前期115.00円 |
| 配当性向 | 92.0% | 前期25.1% |
| 配当利回り | 4.60〜4.65%程度 | (みんかぶ様/IRBANK様) |
| 現在株価 | 2,518.5円(2026年7月16日15:30、みんかぶ様) | ― |
配当性向92%への急上昇は、配当額自体を減らしたのではなく、分母のEPSが一時費用の前倒し計上で急減したことによる技術的な上昇と考えられます。
EPS推移と配当の関係












EPS推移表(IRBANK様データ)
| 決算期 | EPS(円) | 1株配当(円) | 配当性向(%) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年3月期 | 184.44 | 144.00 | 78.1 | |
| 2020年3月期 | 198.99 | 100.00 | 50.3 | 期中に配当予想を下方修正 |
| 2021年3月期 | 99.77 | 56.00 | 56.1 | コロナ影響 |
| 2022年3月期 | 91.28 | 56.00 | 61.3 | |
| 2023年3月期 | 261.33 | 76.00 | 29.1 | |
| 2024年3月期 | 509.20 | 106.00 | 20.8 | 業績急回復 |
| 2025年3月期 | 458.03 | 115.00 | 25.1 | |
| 2026年3月期(実績) | 125.50 | 115.50 | 92.0 | 米国関税・BEV費用等の一時費用計上により大幅減益 |
| 2027年3月期(会社予想) | 179.59(会社予想)/181.71(IRBANK様) | 116.00 | 未開示 | 費用一巡による大幅増益見通し(営業利益+274%) |
※記念配当・特別配当の履歴は資料上確認できませんでした(普通配当のみで推移)。






所長×アナリスト対談
テーマ① 営業利益▲90%減でも配当微増のワケ












テーマ② トヨタが握る筆頭株主21.46%の意味


















テーマ③ 上限1,500億円の自己株式取得、実際の消化ペースは






テーマ④ PBR0.64倍は「見せかけの割安」か






テーマ⑤ ICE回帰とBEV延期、戦略転換の本気度












配当継続性スコア
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 配当の中身(普通配当か・継続性) | ○ | 記念配当なし、普通配当のみで累進的配当方針を明示。2024年以降は増配基調。 |
| 本業の稼ぐ力 | △ | 2026年3月期は営業利益が前期比▲90.1%(401億円)と急減。ただし主因は米国追加関税(▲2,269億円)や原材料市況、BEV関連費用・環境規制費用の一時的な前倒し計上であり、会社は「26年3月期がピーク」と説明。2027年3月期は営業利益1,500億円(+274%)を見込む。 |
| 財務の健全性 | ○ | 自己資本比率50.6%(前期53.3%からやや低下も50%台を維持)。ネットキャッシュ2.5ヶ月分を上限目安として管理する方針。 |
| 配当の原資 | ○ | 営業CF3,582億円が配当総額832億円を大きく上回っており、原資に懸念は小さいと考えられる。 |
| 経営方針の透明性 | ○ | DOE3.5%・累進配当方針を明示。株主還元方針を「業績・市場状況に応じた増配や機動的な自己株式取得」へ改定し、より柔軟な方針を打ち出した。営業利益の増減要因もウォーターフォール形式で詳細開示。 |
| 総合スコア | A- | △が1項目(本業の稼ぐ力)あるためA以上は付けない原則ですが、その△は外部要因による一時的な費用計上が主因であり、営業CFの水準や他4項目の健全性を踏まえるとA評価に近い内容と考え、A-と判定しました。 |
※2026年5月より評価体系をS/A/A-/B/B-/C/C-/D/Eの9段階に変更しました。旧5段階(S/A/B/C/D)のA・B・C・Dの間にそれぞれ「-(マイナス)」ランクを新設しています。これは、同一ランク内でも「条件が揃えば上のランクに相当する」銘柄と「下のランクに近い懸念がある」銘柄を区別するためです。たとえばB-は「Bの要件は満たすが、Cに近い注意点を抱えている」状態を示します。
ラボ独自考察:適正株価を考えてみた
※AIによる試算であり投資推奨ではありません。あくまで参考情報としてご覧ください。
評価手法:普通配当逆算法(計算式:想定配当(円)÷ 想定利回り(%)= 適正株価)
シナリオ別 適正株価試算
| シナリオ | 想定配当 | 想定利回り | 試算 適正株価 | 現株価比 | 前提条件・備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 強気 | 120円 | 4.0% | 約3,000円 | +19% | 2027年3月期の大幅増益(営業利益1,500億円)を受け、市場評価が向上し利回りが低下する想定。 |
| 中立 | 116円(会社次期予想) | 4.6%(現行水準) | 約2,522円 | +0.1% | 現在の株価・利回り水準がほぼそのまま維持される想定。 |
| 保守的 | 115.5円(現状維持) | 5.0% | 約2,310円 | ▲8% | 増配せず据え置き、投資家がやや高めの利回りを要求する想定。 |
| 弱気 | 約63円 | 6.0% | 約1,050円 | ▲58% | ※方針を曲げざるを得ない前提:関税環境のさらなる悪化等でEPSが2026年3月期並み(125円程度)に再び落ち込み、現行のDOE3.5%累進配当方針を維持できず、配当性向重視(仮に50%)へ転換した場合を想定。SUBARU自身は配当性向の下限方針を開示していないため、あくまで参考値です。 |
BPS×適正PBR倍率(2点セット確認)
| PBR倍率 | 適正株価 |
|---|---|
| 0.5倍 | 1,943円 |
| 0.64倍(現状水準) | 2,487円 |
| 0.8倍 | 3,109円 |
| 1.0倍 | 3,886円 |
中立シナリオ(約2,522円)と現在のPBR0.64倍水準(約2,487円)はおおむね近似しており、現株価2,518.5円はこの合理的レンジの範囲内に位置していると考えられます。
アクティビストリスク:大株主上位はトヨタ自動車(21.46%、資本業務提携先)、信託銀行系、ブラックロック関連(合計6.02%、2024年報告)、ノルウェー銀行(4.33%)などで構成されており、いわゆるアクティビストファンドの名前は確認できませんでした。トヨタとの資本提携が安定株主構造の中心と考えられ、現状ではアクティビストリスクは低いと考えられます。
前期比較について:連結業態の変更等はなく、通常の前期比較が可能です。
全シナリオが崩れる条件(銘柄固有リスク)
- DOE3.5%・累進配当方針の撤回または大幅修正
- トヨタ自動車との資本提携解消
- 米国関税環境のさらなる悪化により2027年3月期営業利益1,500億円目標が未達確定
- 大規模リコール・品質問題の発生
- 自己資本比率の50%割れ定着
結論ボックス
① みんかぶ様の外部目標株価との比較
みんかぶ様の目標株価2,658円に対し、当ラボの試算では中立シナリオ約2,522円・強気シナリオ約3,000円と近似〜やや保守的な水準になっています。
② 当ラボが考える割高・割安感
現在株価2,518.5円は中立シナリオとほぼ一致しており、大きな割高・割安感はないと考えられます。PBR0.64倍という水準も、EPS急減の一時的な性格を踏まえると、単純な割安・割高の物差しだけでは測りにくい状況です。
③ 長期投資家への推奨視点(普通配当基準での評価)
一時的な減益とその回復見通し、営業CFの安定性を踏まえると、配当の継続性自体への懸念は現時点では大きくないと考えられます。ただし2027年3月期の回復計画が計画通り進むかどうかの確認が欠かせません。
④ 強気シナリオの根拠
2027年3月期の営業利益1,500億円(+274%)への回復見通しと、株主還元方針の柔軟化(増配・機動的自己株式取得の明記)が重なれば、市場評価がさらに向上する可能性があります。
まとめ
- 2026年3月期は営業利益が前期比▲90.1%の大幅減益となったものの、主因は米国追加関税・BEV関連費用・環境規制費用の前倒し計上という一時的要因であり、会社は26年3月期をピークと説明。年間配当は115.50円と前期比微増を維持しました。
- 営業CF3,582億円が配当総額832億円を大きく上回っており、配当の原資という点では懸念は小さいと考えられます。自己資本比率も50.6%と50%台を維持しています。
- トヨタ自動車との資本業務提携(21.46%保有)は安定株主としての機能を果たしており、アクティビストリスクは現状低いと考えられます。ただし「トヨタの子会社」ではなく独立会社である点には注意が必要です。
- 2027年3月期の営業利益1,500億円(+274%)計画の達成可否、米国関税環境のさらなる悪化、BEV戦略転換の実効性など、外部環境要因への継続的なモニタリングが必要です。
- PBR0.64倍・PER(予)13.76倍は一見割安に見えますが、EPS急減の主因が一時費用であることを踏まえ、単純な「本業不振」シグナルと同一視しない注意が必要です。
- 「高水準の営業CFカバレッジ×安定株主構成×柔軟化した株主還元方針」は魅力的な組み合わせですが、一時費用の影響を過度に軽視せず、業績回復計画の進捗を継続確認しながら保有判断することが重要です。
出典・参照資料一覧
| No. | 資料名 | 備考 |
|---|---|---|
| 1 | 2026年3月期 決算短信(連結) | 株式会社SUBARU 2026年公表 |
| 2 | 2026年3月期 決算説明資料・質疑応答摘録 | 株式会社SUBARU 2026年公表 |
| 3 | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | 株式会社SUBARU 2026年6月1日・7月1日付 |
| 4 | 有価証券報告書(大株主状況) | 株式会社SUBARU |
| 5 | トヨタ自動車ニュースリリース | 2019年9月27日付 |
| 6 | 日本経済新聞 各種報道 | 2021年1月20日付ほか |
| 7 | 株価情報・目標株価 | みんかぶ様 7270 SUBARU(2026年7月16日時点) |
| 8 | 株式指標・配当情報・配当履歴・EPS推移 | IRBANK様 7270 SUBARU(2026年7月時点) |
免責事項
本記事はAI(Claude/Anthropic社)を活用して作成したコンテンツです。情報の正確性・完全性を保証するものではなく、記載内容に誤りが含まれる可能性があります。
本記事は特定の有価証券への投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。株式投資には価格変動リスクがあり、元本が保証されるものではありません。
本記事に記載されている将来予測・試算・適正株価に関する記述は、あくまで参考情報であり、実際の将来の業績・株価・配当を保証するものではありません。
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本記事は税務・法務上のアドバイスを提供するものではありません。税金・法律に関するご判断は、税理士・弁護士などの専門家にご相談ください。
本記事における業界慣行への言及は、一般的な注意喚起を目的としたものであり、特定の企業の商品・営業活動を批判するものではありません。
情報基準日:2026年7月16日
本記事に登場する「車野蔵人(くるまの くろうど)」および「所長ダル」は、AIが生成した架空のキャラクターです。実在する人物・アナリストとは一切関係ありません。
© 高配当株研究所 ※本記事はAIによる分析を含みます。投資推奨ではありません。









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