※本レポートの株価(1,332円)は2026年5月1日時点のものです。分析基準日:2026年5月 資料:2026年5月期Q3決算説明資料・決算短信
今期(2026年5月期)は事業年度変更に伴う14か月の経過決算期です。前期(12か月)との単純比較には注意が必要です。来期(2027年5月期)は12か月に戻るため、売上・利益が形式上減少して見える可能性があります。
はじめに
「高配当株研究所」へようこそ。当ラボでは、配当生活・FIRE(経済的自立と早期退職)を目指す方々に向けて、高配当株の銘柄分析を行っています。私(所長)は投資初心者レベルで、読者の皆さんと同じ目線から素朴な疑問を投げかける役割を担っています。
本日は、北関東を中心に「W早稲田ゼミ」を展開する株式会社早稲田学習研究会(証券コード:5869)について、エキスパート投資アナリストの車野蔵人(くるまの くろうど)さんに解説していただきます。
当ラボは普段、東証プライム上場の高配当銘柄を中心に分析しています。今回は特別に東証スタンダード銘柄を取り上げます。きっかけはMONEY PLUS様の記事「【NISAで一生モノ】株主優待と配当金も!ひと粒で2度おいしい2026年5月の欲張り銘柄3選」でこの銘柄が紹介されていたことと、決算期が近いというタイミングが重なったためです。
20%超の営業利益率・自己資本比率74.4%・累進配当方針——少子化という逆風下でも高収益を維持するこの銘柄の「配当は続くのか」、ぜひ最後までお付き合いください。
株主優待とは、企業が一定数以上の自社株を保有する株主に、自社製品・クーポンなどを贈る制度です。配当金(現金)とは別に受け取れる特典で、早稲田学習研究会は100株以上の保有でQUOカードなどの優待が受け取れます。
権利付き最終日(今期は2026年5月28日頃の予定)までに株を購入・保有している必要があります。権利落ち日以降に購入しても今期分の配当・優待は受け取れません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
株主優待とは、企業が一定数以上の自社株を保有する株主に、自社製品・クーポンなどを贈る制度です。配当金(現金)とは別に受け取れる特典です。
早稲田学習研究会の優待内容:200株以上保有でQUOカード1,000円分(2026年5月末日基準日から3か月以内に発送)
⚠️ 継続保有条件に注意:通常は1年以上の継続保有が必要です(毎年5月31日・11月30日の株主名簿に同一株主番号で連続3回以上記録されていること)。今から購入しても通常は今期の優待対象にはなりません。
なお、本制度導入初回(2026年5月31日基準)に限り、6か月以上の継続保有(2025年11月30日および2026年5月31日の株主名簿に連続記録)で対象となる経過措置がありましたが、この初回特例の対象期間はすでに経過しています。
権利付き最終日(今期は2026年5月28日頃の予定)までに保有していても、継続保有条件を満たさない場合は優待を受け取れません。配当金(期末35円)については権利付き最終日までの保有で受け取れます。投資判断はご自身の責任で行ってください。
会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 株式会社早稲田学習研究会(WASEDA GAKUSHUKENKYUKAI CO.,LTD.) |
| 証券コード | 5869(東証スタンダード) |
| 設立 | 1993年1月(創業:1987年4月) |
| 本社 | 東京都中央区京橋1-1-1(統括本部:群馬県太田市) |
| 主な事業 | 小・中・高校生向け学習塾経営(W早稲田ゼミ・W早稲田ゼミハイスクール・ファースト個別) |
| 拠点数 | 64校舎(ゼミ39・ハイ14・ファースト個別11)※2025年12月末時点 |
| 従業員数 | 正社員385名・臨時625名 |
| 時価総額 | 約136億円 |
| 決算期 | 2026年5月期(14か月・経過期間)※通常期は毎年6月〜翌5月 |
主要財務指標一覧
※数値の出典:決算短信様 p.1、決算説明資料様 p.18・p.22、みんかぶ様・IRBANK様
| 項目 | 数値 | 出典 |
|---|---|---|
| 売上高(今期予・14か月) | 80.7億円 | 決算説明資料様 p.18 |
| 営業利益(今期予・14か月) | 14.5億円 | 決算説明資料様 p.18 |
| 営業利益率(前期12か月実績) | 21.4% | 決算説明資料様 p.18 |
| 営業利益率(今期14か月予) | 18.0% | 決算説明資料様 p.18 |
| EPS(今期予) | 100.47円 | 決算説明資料様 p.18 |
| BPS | 728.77円 | IRBANK様 |
| ROE(予) | 13.78% | IRBANK様 |
| ROA(予) | 10.26% | IRBANK様 |
| 自己資本比率 | 74.4%(3Q末) | 決算短信様 p.1 |
| 現金及び預金 | 37.4億円(3Q末) | 決算短信様 p.4 |
| 配当金(今期予) | 62円(中間27円・期末35円) | 決算説明資料様 p.22 |
| 配当性向(今期予) | 61.7% | 決算説明資料様 p.22 |
| 配当利回り | 4.65%(予) | みんかぶ様 |
| PER(予) | 13.27倍 | IRBANK様 |
| PBR | 1.83倍 | IRBANK様 |
| 現在株価(参考) | 1,332円(2026年5月1日) | — |
| みんかぶ目標株価 | 760円(個人予想) | みんかぶ様 |
EPS推移と配当の関係
高配当株の「落とし穴」とEPSの関係
所長ダル








※EPS推移表の出典:IRBANK様、決算説明資料様 p.22
| 決算期 | EPS(円) | 1株配当(円) | 配当性向(%) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2021年3月期 | 93.72 | 27.80 | 29.7% | 上場前・単体 |
| 2022年3月期 | 82.60 | 24.80 | 30.0% | 上場前・単体 |
| 2023年3月期 | 83.31 | 25.00 | 30.0% | 上場前・単体 |
| 2024年3月期 | 106.23 | 52.80 | 49.7% | IPO後初決算・大幅増配 |
| 2025年3月期 | 102.37 | 55.00 | 53.7% | 配当性向上昇継続 |
| 2026年5月期(予) | 100.47 | 62.00 | 61.7% | ★14か月決算・EPS微減でも増配 |
EPS80〜106円のレンジで安定推移。2023年のIPO後に配当性向を30%→62%へ段階的に引き上げ、EPS微減の局面でも増配を継続しています。一方、14か月→12か月決算への切り替えで来期(2027年5月期)は売上・利益が形式上減少して見える可能性があり、EPS水準の維持が配当継続の鍵となります。
このEPS推移から何が言えるか






所長×アナリスト対談
テーマ① 学習塾でなぜ20%超の利益率が出るの?












テーマ② 少子化なのになぜ売上が伸びているの?












テーマ③ 「配当性向61%」まで急上昇した理由は?












テーマ④ 「14か月→12か月決算」の切り替えで来期は業績悪化するの?












テーマ⑤ みんかぶ目標株価760円 vs 現在株価1,332円——どう読む?












大株主構成(参考)
| 株主名 | 保有比率 | 性格・備考 |
|---|---|---|
| 株式会社YMM(注) | 44.79% | 吉原会長一族の資産管理会社(注:当社代表取締役会長・吉原俊夫氏及び親族が100%保有) |
| 吉原俊夫(個人) | 17.33% | 代表取締役会長本人 |
| 三木正浩 | 1.14% | 役員と思われます |
| 株式会社DMM.com証券 | 0.76% | 証券会社(ルーティン保有) |
| BNYM SA/NV(三菱UFJ銀行経由) | 0.65% | 外国機関投資家(極めて少数) |
| ワセダ従業員持株会 | 0.55% | 社内安定株主 |
| 一族・持株会合計 | 約62%超 | ★創業オーナー支配型。アクティビスト介入余地ほぼなし |
配当継続性スコア
評価ランクの凡例
| ランク | スコア基準 | 意味 |
|---|---|---|
| S | ○5つ | 全項目良好:配当継続性について特段の懸念なし |
| A | ○4つ△1つ | ほぼ良好:軽微な注意点あり |
| B | ○3つ△2つ | 概ね良好だが注意点あり:モニタリングが必要 |
| C | ○2つ以下または×あり | 注意点が多い:投資前の慎重な検討が必要 |
| D | ×2つ以上 | 要注意:配当リスクが高い |
※当ラボではより正確性を期すため、現在は以下の9段階にて評価しています:S/A/A-/B/B-/C/C-/D/E。本記事の「B」評価は9段階基準においても同様の位置づけです。
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 配当の中身(普通配当・継続性) | △ | 性向61.7%まで急上昇。IPO後の意図的引き上げで危機ではないが、増配余地は縮小 |
| 本業の稼ぐ力 | ○ | 営業利益率20%超を維持。超大型校舎×正社員モデルの高収益構造が安定 |
| 財務の健全性 | ○ | 自己資本比率74.4%・現金37.4億円・有利子負債ほぼゼロの盤石な財務基盤 |
| 配当の原資(CF・利益カバレッジ) | △ | 四半期CF非開示だが利益剰余金72.8億円・純利益10億円超で原資は十分 |
| 経営方針の透明性 | ○ | 累進配当方針を明示。EPS微減でも増配する判断と根拠を資料で丁寧に開示 |
| 総合スコア | B | 本業優秀・財務盤石。来期12か月正常期で増配継続確認できればA昇格検討 |






ラボ独自考察:適正株価を考えてみた
以下の試算はあくまで参考情報です。実際の将来の業績・株価・配当を保証するものではありません。
評価手法:普通配当逆算法
計算式:想定配当(円)÷ 想定利回り(%)= 適正株価
普通配当:2026年5月期予想62円(全額普通配当・増配コミットあり)、現在株価:1,332円(2026年5月1日)
シナリオ別 適正株価試算
| シナリオ | 想定配当 | 想定利回り | 適正株価 | 現株価比 | 備考・前提条件 |
|---|---|---|---|---|---|
| 強気(EPS成長継続・増配想定) | 67円 | 3.5% | 約1,914円 | +44% | 年率7〜8%成長継続・来期も増配(+5円想定) |
| 中立(会社予想をそのまま使用) | 62円 | 4.0% | 約1,550円 | +16% | 今期予想配当・利回り4%で評価 |
| 保守的(増配なし・現状維持) | 62円 | 4.5% | 約1,378円 | +3% | 増配なし・現状維持。利回り4.5%水準 |
| 弱気(業績悪化・EPS急落想定) | 52円 | 5.0% | 約1,040円 | △22% | EPS低下・配当性向圧縮シナリオ |
※弱気シナリオで「方針を曲げざるを得ない条件」:①新規出店の失敗による稼働率低迷、②少子化加速による生徒数の構造的減少、③正社員人件費の大幅上昇が重複するケースを想定しています。
合理的レンジの根拠(2点セット確認)
| 根拠 | 計算・確認 |
|---|---|
| ①普通配当逆算法(保守的シナリオ) | 62円 ÷ 4.5% = 約1,378円 |
| ②BPS × 適正PBR倍率 | BPS:728.77円(出典:IRBANK様) PBR1.5倍 = 1,093円(保守的評価) PBR1.8倍 = 1,312円(現在の市場評価水準) PBR2.0倍 = 1,458円(成長を加味した適正水準) ROE13.78%の水準を踏まえ、PBR1.8〜2.0倍が合理的と判断 |
| 両者の一致確認 | ①保守的シナリオ:約1,378円 に対し、②PBR1.8倍:約1,312円 は概ね近似した水準にあります。合理的な下限レンジは約1,300〜1,400円程度と考えられます。現株価1,332円はこの下限レンジ内に位置しており、業績継続が前提ではあるものの、バリュエーション的には極端な割高水準ではないと考えられます。 |
全シナリオが崩れる条件(銘柄固有リスク)
| ! | 少子化が想定より急速に進行し、生徒数が構造的に減少するケース |
| ! | 首都圏新規校舎の立ち上がりが不調で、販管費増が利益を大幅に圧迫するケース |
| ! | 累進配当の維持が困難になるEPS水準(70〜75円台以下)への落ち込みが確認されるケース |
| ! | 正社員モデルに起因する人件費の大幅上昇(働き方改革・最低賃金上昇等) |
| ! | 来期中計において累進配当コミットが撤廃・修正されるケース |
結論ボックス
① みんかぶ様の外部目標株価との比較
みんかぶ様の目標株価760円(個人予想)は現在株価1,332円の約57%水準ですが、東証スタンダードでアナリストカバレッジが薄いため参考値にとどめるべきです。当ラボの中立シナリオ(1,550円)・保守的シナリオ(1,378円)は現株価をやや上回る水準であり、割高感は限定的と考えられます。
② 当ラボが考える割高・割安感
PER13倍・PBR1.83倍・配当利回り4.65%という水準は、20%超の高い営業利益率と財務健全性を踏まえると概ね妥当と考えられます。来期の12か月正常期決算での実力値確認前に積極的に割安と断言するのは難しい局面です。
③ 長期投資家への視点(普通配当基準での評価)
「超大型校舎×正社員教師×累進配当」という独自モデルは参入障壁が高く、財務健全性も極めて高いです。配当利回り4.65%を受け取りながら来期の正常期決算を待つという戦略は合理的な選択肢の一つと考えられます。権利付き最終日(2026年5月28日頃)までに保有すれば今期の期末配当35円が受け取れます。
④ 強気シナリオの根拠
長期目標として年率7〜8%成長・6年後売上100億円を掲げ(出典:決算説明資料様 p.19)、実際に首都圏2校同時出店を実現。オンライン講座「赤門オンライン」(2025年11月開講)による単価向上余地もあります。成長が計画通り進めばEPS増加→増配継続の好循環が期待できます。時価総額136億円・アナリストカバレッジ限定的という「埋もれた優良株」の典型例と言えるかもしれません。
まとめ
- 今期(14か月)は増収ながら販管費増で微減益。生徒数微減の中での増収は単価上昇頼みとなっており、生徒数の底打ち・反転が今後の最重要チェックポイントです。
- 自己資本比率74.4%・現金37.4億円・有利子負債ほぼゼロの盤石な財務基盤と、累進配当方針の明示は高く評価できます。
- 配当性向が30%→62%へ急上昇。14か月→12か月決算への切り替えで来期は形式上の業績悪化リスクがあります。業績モニタリングが不可欠です。
- 現株価1,332円はみんかぶ様目標株価(760円)を大きく上回りますが、東証スタンダード・カバレッジ薄を踏まえると参考値にとどめるべきです。当ラボの保守的シナリオ(1,378円)・PBR1.8倍水準(1,312円)とは概ね一致した水準です。
- 「高収益モデル×財務健全性×累進配当コミット」は魅力的なセットです。来期12か月正常期での増配継続確認が、評価引き上げの鍵となります。
出典・参照資料一覧
| No. | 資料名 | 備考 |
|---|---|---|
| 1 | 2026年5月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 株式会社早稲田学習研究会 2026年公表 |
| 2 | 2026年5月期 第3四半期決算説明資料 | 株式会社早稲田学習研究会 2026年公表 |
| 3 | 株価情報・目標株価(みんかぶ様) | 5869 早稲田学習研究会 株価情報(2026年5月1日時点) |
| 4 | 株式指標・配当情報・EPS推移(IRBANK様) | 5869 早稲田学習研究会 各種財務・配当データ(2026年5月時点) |
| 5 | EDINET半期報告書(大株主情報) | 2025年9月30日基準 |
| 6 | MONEY PLUS記事「【NISAで一生モノ】株主優待と配当金も!ひと粒で2度おいしい2026年5月の欲張り銘柄3選」 | https://media.moneyforward.com/articles/10686 |
免責事項
本記事はAI(Claude/Anthropic社)を活用して作成したコンテンツです。情報の正確性・完全性を保証するものではなく、記載内容に誤りが含まれる可能性があります。
本記事は特定の有価証券への投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。株式投資には価格変動リスクがあり、元本が保証されるものではありません。
本記事に記載されている将来予測・試算・適正株価に関する記述は、あくまで参考情報であり、実際の将来の業績・株価・配当を保証するものではありません。
本記事で参照しているみんかぶ様・IRBANK様などの第三者提供データについて、当ラボはその正確性・完全性について責任を負いません。最新情報は各社の公式サイトおよび企業のIR情報をご確認ください。
本記事は税務・法務上のアドバイスを提供するものではありません。税金・法律に関するご判断は、税理士・弁護士などの専門家にご相談ください。
本記事における業界慣行への言及は、一般的な注意喚起を目的としたものであり、特定の企業の商品・営業活動を批判するものではありません。
情報基準日:2026年5月1日
本記事に登場する「車野蔵人(くるまの くろうど)」は、AIが生成した架空のキャラクターです。実在する人物・アナリストとは一切関係ありません。
© 高配当株研究所 ※本記事はAIによる分析を含みます。投資推奨ではありません。










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