ティラド(7236)配当利回り約7.2%、続くのかをアナリストに聞いてみた

※本レポートの株価(11,110円)は2026年4月30日15:30時点のものです。同社は4月27日(日曜)に好決算・大幅増配を発表しており、翌4月28日終値9,610円からわずか2日間で約15.6%急騰した直後の水準です。IRBANKの各指標は4月28日終値ベースで算出されています。

目次

はじめに

「高配当株研究所」へようこそ。当ラボでは、配当生活・FIRE(経済的自立と早期退職)を目指す方々に向けて、高配当株の銘柄分析を行っています。私(所長)は投資初心者レベルで、読者の皆さんと同じ目線から素朴な疑問を投げかける役割を担っています。

本日は、熱交換器専業メーカーの株式会社ティラド(T.RAD Co., Ltd.、証券コード:7236)について、エキスパート投資アナリストの車野蔵人(くるまの くろうど)さんに解説していただきます。

2026年3月期に純利益が前年比2倍超となる大幅増益を達成し、年間配当は560円(前期240円)と一気に倍増以上に。さらに次期(2027年3月期)は800円への増配を予告しており、現在の配当利回りは約7.2%に達しています。「この配当は本物なのか、それとも一時的な花火なのか」——そこが最大の論点です。ぜひ最後までお付き合いください。

会社概要

項目内容
正式名称株式会社ティラド(T.RAD Co., Ltd.)
証券コード7236(東証プライム)
主な事業熱交換器の製造・販売(自動車用ラジエーター主力、建設産業機械用・空調機器用も展開)
時価総額約655億円(2026年4月30日時点)
決算期3月期
主要市場構成自動車用80.3%、建設産業機械用17.0%(出典:決算短信p.17)
事業セグメント日本・米国・欧州・アジア・中国の5セグメント

主要財務指標一覧

※ 数値の出典:決算短信p.1、決算補足説明p.2、みんかぶ様・IRBANK様

指標2025年3月期(実績)2026年3月期(実績)2027年3月期(予)
売上高1,592億円1,623億円(+2.0%)1,630億円(+0.4%)
営業利益(利益率)73億円(4.5%)112億円(6.9%)117億円(7.2%)
純利益(親会社帰属)43億円88億円(+105%)90億円(+2.3%)
EPS(1株当たり純利益)653.84円1,477.51円1,589.78円(予)
BPS(1株当たり純資産)7,689.22円9,363.27円
ROE9.1%17.2%16.98%(予)
自己資本比率49.9%53.2%
営業CF75億円125億円
年間配当(1株当たり)240円560円(前期比+133%)800円(予)
配当総額15億円32億円45億円(予)
配当性向36.7%37.9%50.3%(予)
営業CFカバレッジ約5.0倍約3.9倍
配当利回り(参考)約7.20%(みんかぶ様)約8.32%(IRBANK様・4/28終値9,610円ベース)
現在株価(参考)11,110円(2026年4月30日15:30)
みんかぶ目標株価10,495円(売りシグナル)

EPS推移と配当の関係

高配当株の「落とし穴」とEPSの関係

所長ダル
配当利回りが7%超って、すごく魅力的に見えます。利回りが高い株を選べば、あとは持っているだけでいいんじゃないですか?
車野アナリスト
その発想は初心者の方によくあるパターンですが、実は大きな落とし穴があります。配当はあくまでEPS(1株当たり純利益)の範囲内から支払われるものです。EPSとは「1株ごとに会社が稼いだ利益の金額」のことで、これが縮んでいけば、いずれ配当も削られます。逆に言えば、EPSが着実に伸びている銘柄は増配の余地が生まれ、高い配当を長く維持できる可能性が高まります。
所長ダル
なるほど。つまり利回りの数字だけ見ていると、「実は稼ぎが追いついていない」会社を買ってしまうリスクがあるということですか?
車野アナリスト
おっしゃる通りです。ティラドの場合、過去に赤字・無配を経験した実績があります。その時期にも株価は大きく下落しており、「高配当=安全」ではないことをこの銘柄自身が証明しています。だからこそ、EPSの推移を過去から追いかけることが重要です。それでは実際のデータを見てみましょう。

※EPS推移表の出典:IRBANK様(EPS・配当性向スクショ)、決算短信p.1

決算期EPS(円)1株配当(円)配当性向(%)備考
2019年3月期217.979041.3
2020年3月期194.179045.2
2021年3月期△171.530コロナ禍で赤字・無配
2022年3月期515.9016031.0プラス転換。中計T.RAD-12開始
2023年3月期△550.75180品質関連等特損で赤字転落
2024年3月期190.4924094.5※1業績低水準で配当性向が大幅乖離(※1参照)
2025年3月期653.8424036.7大幅増益回復
2026年3月期1,477.51560※237.9純利益2倍超・大増配(※2参照)
2027年3月期(予)1,589.7880050.3中計累進配当方針に基づく増配
※1 2024年3月期の配当性向94.5%について

EPSが190円と低水準だったにもかかわらず240円配当を維持したため配当性向が大幅に乖離。新中計T.RAD-2026の株主還元強化方針を先取りし、業績回復を見越した経営判断と考えられます。

※2 2026年3月期の560円配当について

決算補足説明p.19によれば、中計に基づく累進配当の枠内での増配であり、記念配当・特別配当の明示的な記載は確認できませんでした。

読み取りポイント

2021年・2023年の2度の赤字を乗り越え、2026年3月期にEPSが1,477円へと急回復。累進配当方針により2021年無配を除けば減配はなく、EPS急回復と連動した大増配が実現しています。一方、過去2回の赤字経験は業績変動リスクの高さを示しており、来期以降の配当持続性を見極めるうえで、EPS水準の維持が鍵と考えられます。

このEPS推移から何が言えるか

車野アナリスト
このEPS推移から、三つの点が読み取れます。まず「増配余地」についてです。2026年3月期のEPSは1,477円で、次期予想800円の配当と比較すると配当性向は約54%と、まだ余裕があります。DOE・配当性向50%以上という累進配当方針のもと、EPS水準が維持されれば増配余地はあると考えられます。次に「業績変動リスク」です。コロナ禍(2021年度)、品質問題関連の特別損失(2023年度)と、過去に2度の赤字転落を経験しています。外部環境変化や一時的な損失が利益を大きく押し下げる体質は認識しておく必要があります。最後に「今後の注目ポイント」です。2027年3月期予想EPS1,590円が計画通り達成されるかどうかが焦点です。特に米国セグメントの黒字定着、中国・欧州市場の動向、関税リスクの行方が、EPS水準を左右すると考えられます。
所長ダル
要するに「EPS1,000円台が定着するかどうか」が配当800円を継続できるかの分かれ目、ということですね。それをしっかり追いかけていきます!

所長×アナリスト対談

テーマ① そもそも「熱交換器」って何に使うの?意外と身近な製品

所長ダル
ティラドって熱交換器メーカーとのことですが、そもそも「熱交換器」って何ですか?身近な製品なんでしょうか?
車野アナリスト
一言で言うと「熱を移動させる装置」です。例えば車のエンジンは動くと非常に高温になりますが、そのままでは壊れてしまいます。冷却水が熱を吸収し、ボンネット前面のラジエーターに運んで空気に逃がすことでエンジンを冷やす——これがティラドの主力製品であるラジエーターの役割です。みなさんが毎日使っている車には、必ずティラドのような熱交換器が入っていると考えていただいて問題ないでしょう。ティラドの場合、自動車用だけでなく建設産業機械(ショベルカー・クレーン等)の油圧システム向けオイルクーラー、エアコン室外機のコンデンサーにも使われています。「熱が出るところには必ずティラドの仕事がある」というイメージで整理すると分かりやすいでしょう(出典:決算短信p.17)。
所長ダル
EVになってもラジエーターって必要なんですか?
車野アナリスト
良い質問です。EVではエンジンはありませんが、バッテリーやモーター・インバーター等が発熱するため、熱管理の重要性はむしろ高まっています。将来的にはデータセンターの液冷システム向け熱交換器への展開ポテンシャルも持つ技術ですが、現時点での本格参入は資料からは確認できません。「今はまだ自動車向けで手一杯だが、技術的には応用可能性がある」という段階と考えるのが誠実でしょう。

テーマ② 7期ぶり黒字。米国事業の大逆転劇

所長ダル
今回の好決算の一番のポイントはどこにあるんでしょうか?
車野アナリスト
最大のポイントは「米国セグメントの黒字化」です。ティラドの米国セグメントは2024年3月期まで6期連続で赤字が続いていました(決算補足説明p.4)。それが2026年3月期についに591百万円の黒字転換を達成したのです。背景は主に二つあります。一つ目は「日本・アセアンへの生産移管プロジェクトの進捗」です。コスト競争力の高い拠点への移管が着実に進み、生産性が向上しました。二つ目は「トランプ政権の関税懸念がソフトランディングしたこと」です(決算補足説明p.4)。この米国黒字転換は、連結営業利益増益額3,932百万円の約30%を占め、グループ全体の収益改善を牽引した最大の要因と考えられます。
所長ダル
来期(2027年3月期)の米国事業はどうなる見込みですか?
車野アナリスト
来期は米国への設備投資が35億円(全設備投資の36%)と最大シェアを占める予定です。「米国で売るものは米国で作る」戦略が本格化し、関税リスクのヘッジと現地生産による収益安定化を同時に狙う合理的な判断と考えられます。ただし、関税政策の再強化や為替変動など外部環境の変化には引き続き注意が必要です。

テーマ③ 「DOE5%以上・配当性向50%以上」累進配当コミットの信頼度を読み解く

所長ダル
配当が560円から800円に増配というのはすごい数字ですが、これって会社がちゃんと約束しているものなんでしょうか?
車野アナリスト
はい。新中計T.RAD-2026において「DOE(純資産配当率)5%以上かつ配当性向50%以上」の累進配当を数値で明示しています(決算短信p.3、決算補足説明p.19)。DOEとは「純資産に対して何%配当するか」を示す指標で、自己資本が一定以上ある限り安定して配当を出すというコミットメントです。2026年3月期末のBPS(1株当たり純資産)は9,363円で、DOE5%を当てはめると最低配当保証水準は約468円/株となります。今期予想の800円はDOE約8.3%に相当し、コミットを大きく上回る水準です(出典:決算短信p.1)。
所長ダル
累進配当って「一度払った配当は下げない」という意味ですか?でも過去に無配があったとのことで、少し不安です。
車野アナリスト
正直に申し上げます。累進配当は原則として過去の配当額を下回らない仕組みですが、2021年度(コロナ禍)には無配を実施した前例があります。会社がこの点を今後どう説明するかは確認が必要ですが、少なくとも現在のコミットは中計期間中(2026年度まで)の約束として解釈するのが現実的でしょう。次の中計での継続明示が、長期投資家にとっての重要な確認ポイントになります。

テーマ④ 「内製化・代替技術」リスクは本当に怖いのか?

所長ダル
自動車メーカーが「熱交換器を自社で作り始める」とか、「新技術に置き換えられる」リスクはないんでしょうか?
車野アナリスト
熱交換器は複雑な形状のアルミ薄板を精密に加工・接合する製品で、長年の製造ノウハウが蓄積されています。自動車メーカーが突然自社で内製化しようとしても、設備投資・技術習得の観点からかなりのハードルがあると考えられます。代替技術として「ヒートパイプ」や「液浸冷却」が研究されていますが、自動車の過酷な振動・温度環境・コスト制約の中で従来のラジエーターを完全に置き換えるには相当な時間がかかると見られています。「いつかは変わるかもしれないが10〜20年単位の話」であり、現在の配当投資の判断軸としてはやや遠い将来のリスクと位置づけるのが現実的でしょう。
所長ダル
じゃあ今すぐ危ないわけではないんですね。では近い将来のリスクは何でしょうか?
車野アナリスト
近い将来のリスクとして注目すべきは「米国関税の再強化」「中国・欧州市場の同時悪化」「円高進行(1ドル=130円台等)による海外収益の目減り」といった外部環境要因の方が大きいと考えられます。今期の大幅増益を支えた米国黒字化が、こうした外部変化によって崩れないかを継続的にモニタリングすることが重要です。

テーマ⑤ 配当利回り7%超・PER7倍。割安なのか、急騰後の罠なのか

所長ダル
株価が急騰したとのことですが、今から買っても遅くないんでしょうか?
車野アナリスト
慎重に整理が必要なところです。みんかぶ様の目標株価は10,495円(売りシグナル)で、現株価11,110円はすでに目標株価を約6%上回っています(出典:みんかぶ様)。4月28日終値9,610円から4月30日に約15.6%の急騰が発生しており、決算発表を受けた市場の評価は非常にポジティブです。一方で、日経平均が同日大幅下落する中での個別上昇であり、短期的な過熱感も否定できません。数値で見ると、次期EPS予想1,589円に対してPERは約7倍、配当利回り(800円予想ベース)は現株価で約7.2%です。長期保有目的であれば依然として魅力的な水準と考えられますが、過去に無配・赤字転落を繰り返した経緯から「業績が続く限り」という条件付きで評価することが重要です。時価総額655億円の小型株でアナリストカバレッジが限定的であるため、こうした掘り起こし作業なしには出会いにくい銘柄の典型例と言えるかもしれません。

配当継続性スコア

評価ランクの凡例

S:○5つ 全項目良好:配当継続性について特段の懸念なし
A:○4つ△1つ ほぼ良好:軽微な注意点あり
B:○3つ△2つ 概ね良好だが注意点あり:モニタリングが必要
C:○2つ以下または×あり 注意点が多い:投資前の慎重な検討が必要
D:×2つ以上 要注意:配当リスクが高い

評価項目評価コメント
配当の中身(普通配当か・継続性)100%普通配当。DOE5%以上・配当性向50%以上の累進配当を中計で数値コミット。記念配当・特別配当の明示なし(決算補足説明p.19)。
本業の稼ぐ力2026年3月期営業利益率6.9%、次期予想7.2%。米国黒字転換・アジア高利益率(20%超)が寄与。連結増益基調は継続の見込み。
財務の健全性自己資本比率53.2%(決算短信p.1)、有利子負債は管理可能な水準。継続企業の前提に関する注記なし。
配当の原資営業CF125億円で配当総額32億円をカバー(約3.9倍)。来期設備投資増でFCFは圧迫気味だが、CF的には十分な余裕があると考えられます。
経営方針の透明性中計でDOE・配当性向の数値目標を明示。株主還元推移グラフも詳細開示(決算補足説明p.19)。IR情報も充実。
総合スコアAA(5項目すべてで○評価) 中計での配当方針数値コミット・財務健全性・CFカバレッジの高さを総合すると、条件が揃えばSに相当する水準と考えられます。ただし過去に無配(2021年度)・赤字転落(2021・2023年度)を経験した実績を踏まえ、現時点ではAと判定しています。外部環境の変化による業績変動リスクには引き続き注意が必要です。

ラボ独自考察:適正株価を考えてみた

⚠️ ご注意

以下はAIによる試算であり投資推奨ではありません。あくまで参考情報としてご覧ください。

評価手法:普通配当逆算法

計算式:想定配当(円)÷ 想定利回り(%)= 適正株価

普通配当:2027年3月期予想800円(累進配当方針に基づく増配)、特別配当・記念配当の明示なし

シナリオ別 適正株価試算

シナリオ想定配当想定利回り試算 適正株価前提条件・備考
強気(EPS成長継続・増配想定)900円3.5%約25,714円EPS成長継続・アジア事業拡大。配当性向56%相当
中立(会社予想をそのまま使用)800円4.0%約20,000円2027年3月期の公式予想配当をそのまま使用
保守的(増配なし・現状維持)560円4.5%約12,444円2026年3月期実績水準を維持するシナリオ
弱気(業績悪化・EPS急落想定)400円5.5%約7,273円EPS800円程度まで低下し配当性向50%方針を適用
弱気シナリオで「方針を曲げざるを得ない条件」

①中国・米国の売上が同時に大幅減少、②急速な円高進行(例:1ドル=130円台)による海外利益の目減り、③自動車向け需要の構造的縮小、これら複数要因が重なるケースを想定しています。

合理的レンジの根拠(2点セット確認)

根拠計算・確認
①普通配当逆算法(保守的シナリオ)560円 ÷ 4.5% = 約12,444円
②BPS × 適正PBR倍率BPS:9,363円(2026年3月期末、決算短信p.1) PBR1.0倍 = 9,363円(解散価値水準) PBR1.2倍 = 11,236円(現株価11,110円とほぼ一致) PBR1.5倍 = 14,045円(ROE17%超が持続する場合に正当化できる水準と考えられます) ROE17.2%の水準を踏まえ、PBR1.2〜1.5倍が合理的と判断。
両者の一致確認①保守的シナリオ:約12,444円 に対し、②PBR1.2倍:約11,236円 は概ね近似した水準にあります。合理的な下限レンジは約11,000〜12,500円程度と考えられます。現株価11,110円は保守的シナリオ・PBR1.2倍水準の下限に位置しており、業績継続が前提ではあるものの、バリュエーション的には割高ではない水準と考えられます。

全シナリオが崩れる条件(銘柄固有リスク)

! 銘柄固有リスク一覧

・中国・米国の売上が同時かつ急速に悪化し、連結営業利益が50億円台(2022年度水準)まで逆戻りするケース
・米国関税が再度強化され、ソフトランディングが崩れるケース
・急速な円高進行(1ドル=130円台等)により海外収益の円換算額が大幅に目減りするケース
・自動車メーカーによる熱管理部品の大規模内製化が現実化するケース(ただし10〜20年単位の話と考えられます)
・新中計において累進配当コミットが撤廃・修正されるケース

結論

① みんかぶ様の外部目標株価との比較

みんかぶ様の目標株価は10,495円(売りシグナル)で、現株価11,110円はすでに上回っている状態です。2026年3月期の好決算発表(+15.6%急騰)を受け市場の評価が一段上がった段階にある可能性があります。IRBANKの各指標は急騰前(4月28日終値9,610円)ベースで算出されている点に留意が必要です。

② 当ラボが考える割高・割安感

次期配当800円予想ベースの配当利回りは現株価で約7.2%と高水準であり、割安感があると考えられます。一方でPBR1.2倍は過去レンジ(IRBANK様の記録では0.19〜1.26倍)の上限付近にあり、決算発表直後の急騰後であることも踏まえると、短期的な過熱感にも注意が必要です。

③ 長期投資家への推奨視点(普通配当基準での評価)

累進配当コミット・DOE5%以上という明確な方針のもと800円配当(利回り約7.2%)が持続するならば、長期の配当収入目的での保有は合理的と考えられます。ただし過去に無配(2021年度)・赤字転落(2021・2023年度)を繰り返した実績があるため、業績変動リスクをきちんと認識したうえで判断することが重要です。

④ 強気シナリオの根拠

米国事業の黒字化定着、アジア事業の高利益率(20%超)の持続、日本国内受注の堅調推移が重なれば、次々期以降もEPS成長→増配継続の好循環が続く可能性があります。来期の大型設備投資(米国向け35億円)が生産性向上に結びつけば、さらなる収益改善も期待できると考えられます。時価総額655億円・アナリストカバレッジ限定的という「埋もれた優良株」の典型例と言えるかもしれません。

まとめ

  • 2026年3月期は米国黒字転換・全セグメント回復により純利益が前年比2倍超。配当は560円(前期比+133%)に大幅増配し、次期800円予想は利回り約7.2%となります。
  • 中計T.RAD-2026でDOE5%以上・配当性向50%以上の累進配当を数値コミット。自己資本比率53.2%・営業CFカバレッジ約3.9倍と財務基盤・CF創出力は良好です。
  • 過去に2度の赤字・無配を経験。米国関税再強化・急速な円高・中国市場悪化等の外部リスクが重なった場合、業績・配当が急変する可能性があります。業績モニタリングが不可欠です。
  • 現株価11,110円はみんかぶ様の目標株価10,495円をすでに上回っており、決算後の急騰(+15.6%)による短期的な過熱感にも注意が必要です。
  • 「高配当×財務健全性×累進配当コミット」は魅力的なセットです。ただし過去の業績変動実績を念頭に置き、EPS水準の維持と次期中計での配当方針継続を確認しながら保有判断することが重要です。

出典・参照資料一覧

No.資料名備考
12026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)株式会社ティラド 2026年4月公表
22026年3月期 決算補足説明資料株式会社ティラド 2026年4月公表
3株価情報・目標株価(みんかぶ様)7236 ティラド 株価情報(2026年4月30日時点)
4株式指標・配当情報・配当履歴・EPS推移(IRBANK様)7236 ティラド 各種財務・配当データ(2026年4月時点)

免責事項

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本記事はAI(Claude/Anthropic社)を活用して作成したコンテンツです。情報の正確性・完全性を保証するものではなく、記載内容に誤りが含まれる可能性があります。

本記事は特定の有価証券への投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。株式投資には価格変動リスクがあり、元本が保証されるものではありません。

本記事に記載されている将来予測・試算・適正株価に関する記述は、あくまで参考情報であり、実際の将来の業績・株価・配当を保証するものではありません。

本記事で参照しているみんかぶ様・IRBANK様などの第三者提供データについて、当ラボはその正確性・完全性について責任を負いません。最新情報は各社の公式サイトおよび企業のIR情報をご確認ください。

本記事は税務・法務上のアドバイスを提供するものではありません。税金・法律に関するご判断は、税理士・弁護士などの専門家にご相談ください。

本記事における業界慣行への言及は、一般的な注意喚起を目的としたものであり、特定の企業の商品・営業活動を批判するものではありません。

情報基準日:2026年4月30日

本記事に登場する「車野蔵人(くるまの くろうど)」は、AIが生成した架空のキャラクターです。実在する人物・アナリストとは一切関係ありません。

© 高配当株研究所 ※本記事はAIによる分析を含みます。投資推奨ではありません。

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